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うつ病の体験談【私のうつ病体験】

実際にうつ病を体験された方の体験談を載せています。

若い頃のいわゆる婚活中に出会った出来事で鬱になりました。
母が自分の出身校の同窓会の幹事とかそういう仕事をボランティアでやるため、私がお茶を出したりお菓子を作って出したりする役目を買って出ました。
そして母とは知り合ったばかりのおばさんAが一緒にいろいろと仕事をするために、我が家に来るようになりました。
あまり感じの良い人じゃなかったんだけど、そう思っていることを表面に出さないように、より親切にした覚えがあります。


それで同窓会は女子校なので、同窓会の関係者に縁談の世話をしようかという話になって、私はお稽古で知り合ったばかりの人Bが母の後輩と分かって、何気なく誘ったら集まりに来るように。
そしてBが私より少し年上の女性で婚活真っ最中と知り、AがBに縁談を世話すると申し出て、母にお宅が友達で親しいからと母と私を介して我が家に来て、Bの縁談について話をしにくるようになりました。
私は別にうらやましい縁談でもないし、婚活中とはいっても焦ってはいなかったのですが、Aがわざわざ私ににやにや笑いながらBにこういう話があるから今から電話しろとか、いかにもうらやましいだろうとばかりに、にたーっと笑って、次々とBに縁談を持ってきたんですね。
Bはいろいろ条件を言っていたので、Aは最初だけはその条件に合致してたけど、そのうちにその条件と合致しないような相手を次々と紹介するようになって、なんかおかしかったですね。
どっちかというと、Bと自分の紹介する相手の縁談をまとめるよりも、私に対して意地悪をするのがうれしくてたまらない感じでした。

なぜかというとお接待している私には、手がきれいだね、何にもしてない手だね(厭味ったらしく)って嫌味ばかり言うし、挙句の果てはガラスのティーポットからお茶を注いであげたんですが、底にお茶が残ったのをみて、「まだあるじゃないのっ、もったいない」と怒鳴られたりと、お茶出したりお菓子作ったりして接待している人を前にして、知り合ったばかりの友達の縁談をこれみよがしに世話するってなんなのと母に苦情を言うまでに。

母は鷹揚な人なので、うらやましいような縁談じゃないからいいじゃないの、あの人は気が利かないだけでいい人の一点張りで、こちらはいわば一生懸命お接待をしても嫌味しか返ってこない状態で鬱になり、眠れなくなりました。
Bともそれほど親しくなかったけど、BはBでAが私にはもっと良い縁談を世話してるかもと探りを入れてきたりしてましたが、当時はなんでそんなこと聞くんだろうとだけ、もうAの嫌味やいやらしい態度が嫌で鬱だし、どうすればいいんだと思って、そこまでは気が回らなかったですね。
鬱なので眠れないのが恐怖で毎晩お酒を飲んで寝たり、ハーブティーを飲んだり、なかなかわかってくれない母にもあたったりしました。

で、母には、よく考えてわかるようにたとえ話をしてみました。
母の気の置ける知り合いの家に遊びに行ったらお嬢さんの友達が来ていて、その知り合いにお嬢さんの友達に縁談を頼まれたと設定し、知り合いに頼まれたからとしょっちゅうそこの家へ行ってお嬢さんに嫌味を言いつつ、お嬢さんを無視して友達の縁談を次から次へあの人に言ってあげてという行為ができるかと聞くと、母は顔色を変えてそんなことはできないと言い、やっとわかってもらえました。

ということで、母の理解を得たことで、結局はこのAとBとの交際を断ち切ることで解消し、お医者さんへ行かず自力で克服しました。
この頃は、他でもなんか嫌味を言われたりあてつけられたりしていたので、何処へ行ってもなぜこういう目に合うのかと悲しい思いばかりでしたが、そういう関係はきっぱりと断ち切るというのが鬱克服のためには最短最速の方法だと思います。
私のは短絡的で誰にでも進められないかもしれないけど、鬱になった状態から脱出することは大事だと思います。