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うつ病の体験談【子育てと仕事と家庭でうつ病に】

実際にうつ病を体験された方の体験談を載せています。

次男の育休が終わり、職場復帰して半年ほど経ったころでしょうか。
2週間に1回は胃腸炎になり、常に頭痛や胃の不快感、気持ちの余裕のなさを感じていました。


疲れてるんだろうな、と初めは胃薬を飲んでなるべくゆっくり休息を取るように気をつけて仕事を続けていました。そんな時に仕事の持ち場が変わりました。

家に帰れば育児と家事、祖母の認知の症状が出てきて私に当られる毎日。
少しずつ確実に気持ちが壊れていきました。


子供2人もまだ保育園児で風邪をひいたり、中耳炎になったりで仕事を休まなくてはならないことが多く、仕事がしたくてもできないもどかしさ、家にいれば祖母に理不尽に当られる、子育ては楽しいけど大変、頑張れば頑張るほどうまくいかなくなってきていました。


おかしい…そうふと思ったのが心療内科を受診するきっかけでした。
先生に今の自分の気持ちを全て話しました。


息切れ、動悸があること、イレギュラーなことへの対応力が落ちていること、頑張ろうと前向きになれないこと、胃腸炎に頻繁になること、頭痛が続くこと、起き上がるのに時間がかかる日が増えたこと、立ちくらみやめまいがあること。


そして先生は言ってくださったのです。
「仕事、ちょっと休みますか?」
それは私にとって大きな決断でした。


結果的に診断書を書いていただき、2ヶ月間の休職をしました。
休職中は子育てと家事に集中でき、ゆったりとした気持ちで過ごすことができました。保育園にも話して、しばらく仕事を休みますと伝えたので、短時間保育の時間内で預かってもらえてゆっくりと休息を取ることができました。


そのおかげでゆっくりではありますが回復し、仕事に行けるようになりました。ですが、今でも調子の悪い日やイレギュラーなことがおきたり、急な配置転換があったりすると動悸がしたり不安感でどうにもならなくなることがあります。
うつ病になるのはあっという間でしたが、治療には本当に長い時間をかけていかなければならないんだなと実感しています。


家族にも心配をかけ、子供達にも我慢をさせたこともあるでしょう。それでも今は少しは前向きに病気と向き合って、付き合っていこうと思えています。
私の場合は主人や子供達の存在がとても救いになりました。気持ちが落ち込んでいる期間も、身体症状が強い日も、主人はいい距離感で寄り添い、子供達は笑顔を向けてくれたりお手伝いをしてくれたり、気持ちが抑えきれずに泣いてしまった時には抱きしめて頭を撫でてくれていました。


今もまだ治療途中です。
寛解に向けて、まだ日々少しずつ進んでいます。