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うつ病の体験談【私のうつ病体験】

私は、現在30代で一児の母です。現在進行で「うつ病」の療養中です。発症原因は恐らく、出産を機に環境が大きく変わった事が原因だと思っています。

最初の自覚症状は、「訳もなく悲しく、虚しく、勝手に涙が出て止まらない」、「ちょっとした事が、気に触れてヒステリーを起こす」、「やる気の喪失(何もしたくない・動きたくない)」、「睡眠時の頻発する途中覚醒」など、あげるとキリがないぐらいです。


当時(出産後)の主な環境変化を、おおまかにまとめると、今まで住んでいた場所から全く土地勘のない主人の実家で暮らす事となりました。一昔の言葉で表せば「田舎の集落」で「ご年配の方たちとの考え方の違い(良い意味・悪い意味両方含めて)」がありました。

人付き合いがあまり得意ではない私を特に苦しめたのが、「(表現の仕方が悪いですが)癖のある方言での雑談に付き合わされる」……など、ほぼ毎日のように繰り返され、気付けば「なんだか疲れた…」と、一人呟く事が多くなりました。

主人のご両親との関係は、悪くはないです。子供が夜中の時、どうしても起きれない時は、お姑さんや主人も育児に協力してくれたので、感謝していました。

しかし、出産から半年くらいからでしょうか…、妙に気が重い日が続き、なんの前触れもなく襲ってくる言いようのない「不安感」や「空虚感」がありました。そして、突然の「止まらないヒステリック」や「自傷行為」がおこりました。

まるで、自分が自分でないようで、怖くなり、ネットでうつ病簡易診断をしてみる事しました。
結果は、「専門家で相談する事をお勧めします。」とほぼクロ断定でした。

主人に相談しても、「気の持ちようだ」、「単なるわがままだ」、「自分で病院に行って相談・療養に専念するのはうつ病じゃない。」「誰かに指摘されて、付き添われて病院に行って、初めてうつ病だ。」などと言いくるめられ、自己診断で『うつ病の疑いあり』を結局無視する事になりました。

それからしばらくして、私は何を思ったのか、突然の『破壊衝動』に支配され、偶々飼っていたペットが粗相をした事に、怒りが混みあがり、気がついた時は後の祭りでした。(幸いペットは、無傷でしたが)
この時から自分自身に恐怖を抱き、専門家に相談し、通院を開始する事にしました。

診断結果は、「うつ病」の他、「解離性同一障害」、「不眠症」との事でした。
服薬療法、自宅療養などを勧められて、今に至ります。

今現在も、突然襲ってくる「原因不明の強烈な不安感」、「なんとも言えない空虚感」、「制御できない感情」、「倦怠感」などに悩まされています。私自身もこのままではいけないと思いつつも、何もしたくない、考えたくないと言う気持ちの狭間で葛藤の日々を過ごしています。

やらなければならない事・やりたい事は、頭の中ではいろいろと思いつつも、整理が追いつかず、今も事情上、苦労しています。