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抗うつ薬の体験談【パキシル】

私は高校生の時うつ病という精神疾患を患いました。その時の治療法のひとつに抗うつ薬の治療がありました。私はパキシルという薬を使って治療をしていた記憶があります。

薬を使ってこの病気は治ると思っていた私を待っていたのは壮絶な日々でした。気分が落ち込むことは少々減ったのにも関わらず薬の副作用に悩まされました。どのように表現したら良いのか分かりませんが、四六時中背中の中を虫が這いずりまわっているような感覚で背中がムズムズする状態でした。


私はその副作用によって背中のこの気持ち悪さをなんとかしのごうと床に背中を擦り付けて対処していました。床から背中が離れている時間の方が短いような日々が続き、それを見兼ねた家族が病院に相談、減薬という結論に至りました。しかし、これでは私の症状は解決しませんでした。

背中の気持ち悪さは少し和らいだものの、今度は精神的に不安定な状態が続きました。また薬を減らして数週間は吐き気に悩まされ、頓服を服用し結局同じくらいの量の薬を飲んでいたのかと思います。そこから、薬の適切な量を何週間も薬の量を変えながら試していきました。

背中の気持ち悪さをとることを優先するのか、精神の安定を優先するのか色々薬の量を試した結果、背中の気持ち悪さをとることを優先して薬を減らすことを選択しました。背中の気持ち悪さをとることを選択した理由としては、やはり一日中背中と床がくっついて離れない状況では、ご飯もまともに食べれず、トイレに行くのも一苦労で、生活をしていく事が余計苦しくなってそれがストレスに繋がってしまうという点でした。

背中の気持ち悪さがあればストレスに繋がり精神が不安定になるのでは、元も子もないと思い背中の気持ち悪さをとることを最優先で薬を使いました。もちろん副作用というのは、背中の気持ち悪さだけではありませんでした。朝の寝起きと夜の寝付きが悪く結果的に、昼夜逆転生活を送ったり、それが副作用なのか定かではないのですが光が眩しくて外に出られなかったり、あとは吐き気やめまい、頭痛やふらつき等がありました。

しかし、副作用はありながらも私に抗うつ薬がなかったらどんな地獄が待っていたのか想像するだけで意識を失いそうです。私は抗うつ薬に出会い、いい思いも苦しい思いも味わいました。

そもそも、うつ病という病気を経験して私は私に優しくなれたのかと思います。今まで無理していた事を私の中の私が気づかせてくれたのかと思い、今ではうつ病を患ったことをポジティブにとらえながら、抗うつ薬も飲みながら未来に向かった歩き初めています。


パキシルジェネリック(ペクセップ)30mg

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