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うつ病の体験談【感情の波】

私は現在も鬱病を患っています。

鬱病だから何もしないというようになってはいけないなと思います。

鬱病だから色んな事を沢山経験し、力を蓄えられるんじゃないかと思います。

この様に自分の事をよく考えるようになりました。

以前は自分は何も出来ない人間だという思考でした。

鬱病になってからは、周りの人達が「これやってみよう」と、沢山の事を提案してくれるようになり、自分はこれができるんだ、自分にできる事は何かな?次はこれをやってみようなど意気込むようになりました。

その時間がずっと続いてるわけではなく、10分〜30分程度とわずかではありますが、何かを経験する事により前向きになれる時間ができました。

それを「いいじゃん」「その調子」など褒めてくれる周りの人達がいるので、また頑張ろうと思えます。

どんな些細なことでも、鬱病患者さんに携わる人が褒めて受け入れる事が私たちにとって大きな支えになると思いました。

それは私だけではなく、鬱病を患っている友人も言っていました。

私が鬱病になり始めた時は、お皿洗いをするという小さな経験でした。

私には自分を否定する癖があるので、一緒に住んでいる彼氏が「よくやった」と褒めてくれました。

もちろん駄目な事は叱られますが、できた事はどんな些細なことでも褒めてくれました。

その積み重ねにより家事は勿論、勉強、楽器演奏、更には山登り、キャンプ等のアウトドアという大きな経験をする事ができました。

鬱病になる以前より沢山の経験をし、忍耐力や知識などの力を蓄えられています。

「今日の自分はよく頑張ったな」と、自分を認められる日がちらほらとでてくるようにもなりました。

何度も言うようですが、その時間、調子の良い日がずっと続いている訳ではありません。

1週間程家の中で引きこもっている時だってあります。

それでも調子のいい日は彼氏の了承を得て、1人で買い物へ出かけたり美容院へ行くこともします。

一方で、発病して2年近くにはなりますが薬を飲む時間はこの上なく憂鬱になります。

薬が苦いからなどではありません。薬を飲まないと、精神を安定させる事ができないんだと思うからです。

薬の内容は夜にレクサプロという錠剤1粒と、朝昼夜に加味逍遙散という漢方薬を服用しています。

いつかは薬を飲まずに生活する事ができるんだろうかと不安になります。

鬱病は発症したら長いと言いますが、終わりが見えなくて悲しく、不安に思います。

私は今日も前向きな気持ちと不安、複雑に入り組んだ感情と葛藤しています。