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うつ病の体験談【鬱病を受け入れる事】

私は2018年11月に鬱病を発症しました。

元々働くことが好きで昼も夜も働き、気が付けば14時間仕事をしている状態でした。

働き詰めだったせいか、その年の8月から頭痛であったり腹痛など、何かしら体調不良が続いていました。

それでも、自分が弱いから、情けないからと考えていました。

9月頃には、駄目だと分かっていても仕事を休むようになり、仕事に行ったとしても3時間も持たず早退するようになりました。

10月に入ってからは職場に休みの連絡も入れなくなっていました。

治らない体調不良、社会人として当たり前の事をこなせなくなっていく自分は、もう生きていても仕方がないんだと思い、マンションのベランダから飛び降りようともしました。

しかし、離れて暮らす大好きな両親が脳裏を過ぎ、死ぬ事が怖くなりました。

全身が震え過呼吸になってその場に膝から崩れ落ちました。

こんな状態が何度も続きました。

これは甘えだと思いその時は病院にかかりませんでした。

11月に入り友人と電話で上記の事を話すと「一度精神科に行ってみたら?」と、言われました。

自分がそんな精神的な病になるわけがないと渋ってはいましたが、心配してくれる友人がいるからと思い精神科へ足を運びました。

診断結果は紛れもなく、鬱病でした。

パニック障害も発病していた為、入院をしなければならない状態ではありましたが、彼氏が24時間体制でしっかり看ますと言ってくれたので、通院をする必要があるものの家で生活する事ができました。

病院で診断書をもらい、市役所で自立支援制度の申請を行いました。

自立支援制度を受ける事により、精神科のみ地域にはよりますが無料で受ける事ができます。

そんな葉書サイズの自立支援制度の受給者証をもらった時に「自分は病気なんだ」「働けないんだ」と重々しい気持ちになりました。

しかし、彼氏をはじめ精神科の先生、両親の「大丈夫だよ」「病気を治すことがお仕事だから今を大事にね」という温かい言葉を受け徐々に前向きに考える事ができました。

ずっと家に居るので掃除や料理などの家事をこなすということがリハビリに繋がるので、そのおかげもあり自分にも出来ることがあると思えるようになりました。

そのプラスの連鎖はまだ続き、背ける様になっていた趣味にもまた向き合えるようになりました。

もちろん鬱病なのですぐには治りません。

突然涙が溢れたり、自分がいけないんだと思うこともあります。

それでも受け入れてくれる人がまわりにいる事が救いになっています。

鬱病になったら、自分もそうですが、周りの人達も受け入れる事で症状も良くなっていくのではないかと考えます。