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うつ病体験談|保育士として身に覚えのない噂を立てられ発症した経験

保育士として働いていた方が、身に覚えのない噂をきっかけに職場で強い不安を抱え、うつ病と診断されるまでの体験談です。

仕事への責任感、周囲からの信頼、精神科を受診するまでの迷い、休職中に初めて感じた希死念慮、現在の治療について、本人の言葉をできるだけ残しながら紹介します。

体験談の要点

  • 体験談の主体:26歳でうつ病と診断された保育士
  • 発症の背景:園内で身に覚えのない悪い噂を立てられ、園長から問い詰められた
  • 仕事への影響:声が出なくなる、判断力が落ちる、不安で涙が止まらないなどの変化が出た
  • 受診までの迷い:精神科という響きが怖く、友人に連れられて病院へ行くまでに時間がかかった
  • 危険表現の文脈:休職後に時間が増えた時、初めて死にたいと感じた体験が語られている
  • 現在:投薬治療とカウンセリングを受け、在宅で仕事をしながら治療している

保育士として働き、信頼を得ていた頃

私は半年前、26歳の時にうつ病と診断されました。

保育士として働いていました。

よく聞くような、女の職場での人間関係に揉まれ、仕事量に圧され……ということもなく、1年目こそはそれなりに偏見やイビリのようなものはありましたが、すぐに馴染むことができました。

というのも、私は幼い頃から偏見やいじめを受けやすい体質で、学生時代にも人付き合いに苦労したものです。

なので、就職してからも人間関係の悩みは尽きないんだろうなという思いで入社したこともあって、あまり気にするほど居場所が制約されることはありませんでした。

そして幼少期に培われた「負けん気」のおかげで真面目に仕事に取り組みました。

2年目にして学年主任を任され、今まで敵視してきていた職員も手のひらを返したように慕ってくれるようになりました。

保護者や後輩からも信頼され、私の人生はここからだと思いました。

身に覚えのない噂と、職場での圧迫感

仕事も5年目になり、学年主任と新人2人の教育係に加え、今後の園の保育方針に関する私の発言力がかなり高まってきた頃のことです。

立場が上になればなるほど下からの反感を買うようで、私のことをよく思わない人が現れました。

初めは大したことではありませんでした。

私が園長の悪口を言った、私がお預かりしているお子様に手をあげたなど、私に関する悪い噂が流れ始めたのです。

園長先生に呼び出され、深掘りされた時に初めて知りました。

「あなた、こんなことしてたんだね。」と、証拠もない噂をはっきり確信するような口調で問い詰められ、私は声が出ませんでした。

今まで一緒に仕事をしてきて、一生懸命な仕事への姿勢を見てくれていたのに、こんな簡単なことすら信じてもらえないんだと思いました。

実際、園長や副園長を除く職員の中で、私の悪評を信じる人はほとんどいませんでした。

「なんかこんなこと言われてるけど信じてないからね」「今まで通りやって行ってね」と優しい言葉をかけてくれる人もいました。

けれど「私のことを嫌っている人間がいる」「私を陥れようとしている人間は確かにいる」ということは間違いないんです。

同じクラスの先生か、事務の先生か、はたまた仲良しの同僚か……。

そんなことを思ううちに仕事中に意識が遠くなって、子どもが私のそばで喧嘩をし出したことに気がつかなかったり、新人への指示ができなくなるほどに判断力や決断力が落ちたりしていきました。

仕事中に誰かが私の弱みを握るために監視しているような、なんとも言えない圧迫感とともに、だんだん視野と喉が狭くなっていくのを感じました。

「私が何か発言すれば災いになる……」そう思い始めたら全く声が出なくなりました。

精神科を受診し、休職中に初めて死にたいと感じた

初めは喉風邪かと思っていたのですが、表情や書類のミスなどが重なり、周りからも心配されるようになりました。

「先生最近、鬱っぽくない?」そう言われたときが一番苦しかったです。

昔から両親の教えで「病は気から」思考でなんでも気合で乗り越えられると思っていたし、私自身がいじめも偏見もそう乗り越えてきたため、他人に対してもそんな思考を押し付けてしまっていました。

「精神的に」「ストレスが」という言葉に過剰に反応して、「あいつは弱い」と決めつけるような極端な思い込みがあるのを私は自覚していました。

だからこそ、自分が「鬱」を疑われることに対して自分に失望される恐怖が大きかったです。

自分でも仕事に支障が出てきていることにも気づいていました。

それでもよく言われる「遅刻、欠勤が増える」といったことや「希死念慮(自殺願望)」はありませんでした。

むしろ今日は失敗しないように、と気合を入れて出勤することが多いのです。

それでも職場に着くと、驚くくらいに喉が詰まって声が出なくなり(心因性失声症)、ロッカーやエアコンの裏などあちこちに盗聴器があると確信して、疑えなくなる被害妄想も始まっていました。

1日に何度も不安で涙が止まらなくなる、その度に教室を抜ける、ということを繰り返しても職場での絶対的位置を手に入れた私に文句を言う職員はいませんでした。

私にはその優しさや信頼が余計に辛かったのです。

仕事に差し支え迷惑になると判断して友人に病院に連れられて行ったのですが、精神科という響きが怖くて行くまでに1ヶ月ほどかかりました。

自分が鬱になるなんて……と診断を受けてからは一気に体調は悪くなりました。

それから仕事を休んでいる間の自分の時間が増えた時、初めて私は死にたいと感じました。

自分で死ぬと言うよりは「暗闇の中1人で歩いてるから、誰か私を轢いてくれ」そんな感情に近かったと思います。

投薬治療とカウンセリングを受けながら

現在は投薬治療、カウンセリングを受けていますが、外に働きに出るにはまだ早い段階だそうで、家でPCを使って仕事をしています。

些細なことにすぐ腹を立てたり、なんの前触れもなく泣けてきたり、1人が好きだった私には信じられないほど誰かと繋がっていたかったり。

今では悪夢情動脱力発作、薬による副作用で体調のすぐれない日も多いですが、「今は人生の休憩期間だ」と言う医師の言葉を信じてみようと思いながら治療しています。

ものを書くことが好きなので、自分の体験を形にすることが今は楽しいです。

自分の感情の整理にもなるし、同じ思いを抱えた方にも何かお伝えできたらと思っています。

長くなってしまいましたが、これが私のうつ病の闘病記です。

これからも続くとは思いますが、なんとか生きていられたことに感謝しています。

まとめ

この体験談では、身に覚えのない噂をきっかけに、職場での信頼や自分の立場が一気に揺らいでいった様子が語られています。

本人はもともと「気合で乗り越える」という考えを強く持っていましたが、声が出なくなる、判断が難しくなる、被害妄想が出るなど、仕事に差し支える状態になってから受診につながりました。

休職後に初めて死にたいと感じたことも、本人の体験として記されています。こうした気持ちがあるときは一人で抱え込まず、医療機関や身近な人、相談窓口につながることが大切です。今すぐ誰かに話したいときは、相談先をまとめたページも参考にしてください。

※このページは個人の体験談を紹介するものであり、特定の薬の効果や安全性を保証するものではありません。薬の使用、増量、減量、中止については、必ず医師や薬剤師に相談してください。つらさが強いときや今すぐ誰かに話したいときは、相談先をまとめたページも参考にしてください。

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※Awarefyは医療機関による診断・治療の代わりではありません。通院中の方は治療を中断せず、必要に応じて主治医へ相談してください。