体験者は15歳の頃から微熱やめまい、突然涙が出るなどの不調を経験し、20代半ばになって心療内科を受診しました。頓服薬の処方や転院、カウンセリングを経て抑うつ神経症と診断され、休職しながら自分の不調との向き合い方を探していった体験です。
体験談の要点
- 15歳の頃に微熱、めまい、涙が出るなどの不調を自覚した
- 一時的に落ち着いたものの、24歳から25歳にかけて再び体調が悪くなった
- 心療内科で頓服薬を処方され、薬の変更も経験した
- 転院後にテストやカウンセリングを受け、抑うつ神経症と診断された
- 休職しながら、自分の軸や感情に向き合うことを大切にしている
15歳頃に始まった不調
私が初めて「うつ」という言葉を知ったのは、いつのことだったでしょうか。明確な記憶はありません。
田舎町に住んでいたので、心療内科もポピュラーではありませんでした。とりあえず内科で精密検査をしたり、脳外科や内分泌科に回されたりするイメージでした。当時だと、精神科に突然かかるのも勇気のいる行為だったと思います。
私自身、部活や受験勉強で忙しくしていた直後に、燃え尽き症候群のような心身の不調が目立つようになっていました。症状の自覚を持ったのは15歳の頃だと思います。
早朝から微熱や軽いめまいがあり、登校しても教室では突然涙が出るなど、今までになかった症状が立て続けに起こり、毎日不安でいっぱいになっていました。
たびたび保健室に駆け込み、保健医からは気分変調症と言われていました。体調が思わしくなく、それが不安をかき立てているのか、将来や家族のことに不安を抱いており、それが心身を不調にさせているのか、分からなくなっていました。
どちらが原因か分からなくなっているうちに半年が過ぎ、何か没頭するものが見つかった後、その不調は消えていきました。
最初の心療内科受診と頓服薬
24歳の秋、25歳の冬と体調が悪くなり、その冬が終わる頃に、耳鼻科や脳外科に行きましたが、特に身体に疾患はないとのことでした。血流が悪いことを指摘され、生活を見直すようになりました。
その春に、近隣の心療内科を初めて受診しました。先生によっては、はっきりと対面でうつになっているかどうかを告げない場合もあるのでしょうか。
パニックに近い状態になった時に対処するための頓服をもらい、初めてレキソタンを服用しました。薬については自分から調べないように言われました。副作用と思われる症状が出たので、再診時にワイパックスに変更されました。
頓服のみで落ち着くことが大半だったので、定期的に予約を取って通院するという通い方はしていませんでした。できることなら、自分の生活や環境改善でコントロールしたいと思っていたからです。そして今もその気持ちは変わりません。
転院と抑うつ神経症の診断
その後、女医に担当をお願いしたかったため転院しました。テストやカウンセリングなどを細やかに実施し、先生からは「抑うつ神経症」と診断されました。仕事は休職を取り、安静に過ごしました。
今でこそ、精神疾患については公表して長期休暇を取ったり、知り合いや家族にカミングアウトして理解してもらったりと、扱い方が以前よりライトになってきたように思います。20代半ばの頃は、共通項のある知人を作り、情報交換をしていました。
しかし今では、接点を持っていた精神疾患をもつ知人や友達との付き合いを切っています。精神疾患は同じ診断がされていても、人によって症状の重さも薬の適合も違うものだと思っています。そこを比べることに負担を感じるようになりました。
休職と自分の状態との向き合い
治療の一環として、自分の軸を見つめること、時に軸がブレるようなことがあっても許すこと、自分の細やかな欲求や悲しみ、怒りに寄り添うこと、自分を受け入れることを中心に、寛解を目指し、よりよい人生にしていきたいと思っています。
今までにお付き合いをしていた恋人も、偶然にも、一人は統合失調症、一人は否定型うつを発症していましたが、残念ながらどちらの方も前向きに治療をしていくタイプではありませんでした。
そのため、精神疾患をもつ者同士の共生は難しいものだと感じています。ですが、たまたまお付き合いした方が精神疾患を持っているということが連続していたため、こういった類の病は誰にでもなる可能性がある、ありふれた病なのだと痛感しました。
私自身は薬を手放せないほど重みのある症状ではありませんが、いつ心身の不調が一気にくるか分からない不安が常につきまとっています。
他にやりたいことや実現したいことがたくさんありながらも、この不調をコントロールしながら生きることに、できる限り前向きになっていきたいと思っています。
まとめ
この体験では、15歳頃からの心身の不調が一度落ち着いた後、20代半ばで再び体調不良が続き、心療内科の受診につながっています。頓服薬の処方、薬の変更、転院、カウンセリングを経て抑うつ神経症と診断され、休職して安静に過ごした経過が語られています。現在は、他人と症状を比べる負担から距離を置き、自分の感情や生活の軸と向き合いながら不調をコントロールしようとしています。
このページは個人の体験談であり、すべての方に同じ経過や結果が当てはまるものではありません。特定の薬の効果や安全性を保証するものでもありません。薬の使用、増減、中止については、自己判断せず医師や薬剤師へ相談してください。
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