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抗うつ薬の体験談【ミルタザピン】

看護師として病院に就職し、忙しい病棟、緊急を要する処置、時間に追われる日々の中、夜勤業務も入職1ヶ月目から始まり、1年目の9月下旬に体調を崩してしまいました。

元々希死念慮が出ていたり、気分の上がり下がりも激しく、一度気分が落ち込んでしまうと何も手に付かなくなり、泣きたい気分になったり、今まで楽しかった趣味も楽しめなくなってしまっていたという背景がありました。

就職して忙しい日々を過ごしていく中で徐々に眠れなくなり、眠れたとしても途中で何度も目が覚めてしまうようになり、楽しんでいたはずの趣味も楽しむどころかやろうという意欲もなくなっていました。

さらには、住んでいる4階のベランダから下を見て「飛び降りたら楽になるのかな、でも4階から飛び降りたところで死ぬことは難しいとどこかで聞いたことがあるし、痛い思いして怪我をするだけかな」と考えるようになってしまいました。

仕事を辞めたいと親に相談しても「社会人1年目なんてみんなそんなもの。みんな辛いの。」と気持ちを分かってもらえず、親との連絡を断ちました。

周りに相談する人もおらず、辛い日々を過ごし、死ぬことしか考えられなくなりました。このままじゃ本当にまずいと思い、大学の先生に連絡をし、そこから病院を受診して休職、治療を始めることになりました。

抗うつ薬、眠剤を処方してもらいましたが、職業柄薬についても大学で少し学んでおり、初めは抗うつ薬を飲むことがとても怖かったです。

どのように作用していくのかも学んでいて、健康な人が抗うつ薬を飲むと逆に何も手に付かなくなったり、悪い効果ばかり出てくると知っていたからです。

しかし、実際に飲んでみるとそんなこともなく、むしろ休職も相まって自分が今までできなかったことに挑戦してみよう、やってみようと思えるようになりました。

抗うつ薬を飲んで唯一の副作用として悩んでいることが体重増加です。

元々痩せたいという願望が強く、自分磨きを兼ねてのトレーニングや体重管理は厳重にしていたため、薬を飲んで1ヶ月で体重が10キロ増えた時には冷や汗が出ました。

まだ元の体重には戻っていませんが、通院しながら薬の調整を行い、徐々に体重も減り、鬱の症状も改善しつつあります。

初めは怖かった抗うつ薬ですが、今では明るく毎日生活するために必要なものであり、怖いというイメージはありません。少しずつ本来の私を取り戻せれば良いなと思っています。


ミルタザピン45mg(リフレックス)

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