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抗うつ薬の体験談【SSRI】

約5年程前に、気分低下及び意思決定の低下、頭ののぼせ、原因不明の耳の遠さが発生しました。事の発端は、仕事のストレスで間違いありません。

ストレスが日々重なる状態が続いている中、ある日限界を迎えたようで後頭部に激しい痛みが発生しました。まさに電気が流れたような痺れが走りました。すると急に頭の中が真っ暗になり、周りの音が聞きにくく、何が何だか分からなくなりとても怖かったです。

その後心療内科のクリニックに通院し、うつ病との判断を受けました。処方された薬はSSRIです。常に頭が回らない状態の中で薬を飲用し始めました。即効性を感じる事は無かったと思いますが、徐々に気分の改善を実感しました。

私の場合は逆に気分がいい位の状態になっていたと思います。以前に比べ少し楽観的な思考が出来るようになっていました。行動面でも少し勇気のある行動が取れるようになっていました。

今振り返れば”行きすぎかな”、と思う位でした。悪く表現すると、攻撃的な自分がいるイメージです。これはあくまで、主観的な意見として捉えてもらいたいです。

色々とありましたが確かに薬の効果を実感出来ます。どちらかと言えば、減薬を開始し始めた時が一番辛かったように感じます。

減薬自体には前向きな姿勢で取り組みましたが、最初の1週間程は耳が遠くなった感覚が続き、とても不安を感じていました。冷や汗が出ていたのも記憶にあります。通院を続け無事薬を終える事が出来ましたが、その後悩むような後遺症も特に発症しませんでした。

自分の作り出していた世界の中で苦しみ、自らを傷つけてしまった結果鬱を発症。それを救ってくれたのは紛れもなくSSRIでした。依存する存在ではありませんが、苦難を共に乗り越えてくた戦友のようなものです。

使用する人により実感する感覚は違うと思いますが、今まさに心の病と闘っている方達を助けてくれるのは間違いないと思います。 そして自分の中にある潜在意識にアプローチし病を乗り越えていってもらいたいです。


ベストケンコー 468 × 60