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うつ病の体験談【プチうつ体験しました】

今から数年前、プチうつになったことがあります。『うつ』というと、自分に厳しくて責任感が強い人がなるイメージを持っている人も少なくないと思います。

でも私は人にも自分にも甘く、自分にプレッシャーになるようなことはかわすのが得意なダメ人間の部類です。それだというのに、それはある日突然やってきました。

実母とは元々折り合いが良くないのですが、その日は母の言葉にイラッとした感情がそのまま沸点を越えてしまい、頭痛が起こり、動悸や息切れ、明らかに自分がおかしいと感じました。

冒頭に書いた通り、私がうつなんてなるわけないと思っていました。更年期障害かも知れない、と総合病院に行き、そこで心療内科をすすめられたのです。

心療内科の先生が仰るには「軽いうつになりかけ」のようななんとも曖昧な診察でした。 心のことだから曖昧なのでしょう。

そこから半年ほど漢方薬と鉄剤をいただいて、回復するのに1年はかかりませんでしたけれど、後から思えばやはりちょっと普通ではありませんでした。

どんな風に普通と違ったかといいますと、具体的には [視線が固まる][歩みが異常に遅くなる][普段の声量が落ちる][駅から職場までの15分ほどの徒歩の途中で座って休まないといけない]等々です。

その他職場の目の前まで来たのにどうしても中に入ることができないこともありました。普段のサボりたい気持ちとは違うのですが、これは言葉で説明のつかない感覚でした。でも普通に笑いもできるし、化粧もするし、そういうことはできていました。

あとは栄養失調が検査で明らかになりました。フェリチンという値が恐ろしく低く、血を作り出す力がなかったそうです。

毎日登山しながら生活しているような状態だそうで、先生に「本当はがんばり屋なんじゃないの?」と言われましたがそんなことはありません。とにかくそういった栄養不足がうつ状態になるケースは多々あるようです。

このフェリチンの値は普通の血液検査では出ない項目だというのに女性のフェリチン不足は多いようです。わたしのようなのんびり人間でもうつ状態にするフェリチン不足、侮れないと思いました。

当時恋人や友達は、血を作るメニューをせっせと作って食べさせてくれたり、職場まで迎えに来てくれたり、それはそれで良い思い出もありますが、女性の体と心はただでさえ複雑で神秘です。

ふとした瞬間にキャパシティを越えてしまうこともあります。思い当たったら一度フェリチンの検査をしてみるのもいいと思いました。