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うつ病の体験談【ホステスによくある鬱】

祇園でホステスとして過去13年勤めていました。
あるクラブで知り合い、仲良くなった友達の話しなのですが(仮にA子とします)、後から分かったことですが躁鬱だったと思います。

最初気づいた症状としては、お客様の話を聞いておらず、ぼーっとして返事の内容も支離滅裂かと思いきや、突然明るくなって意気揚々と話し出していました。その時私達はA子は天然なのかなと思っていました。

次に気づいた症状は感情の起伏の激しさでした。
ある日A子は「私はこの仕事は向いてない、辞めたい、助けて」と言うので、お店を辞めれるよう店長に説得しようかと真剣に考えていました。でも次の月には「今この仕事がすごく調子良い!絶対辞めない!このまま稼ぎまくる!」と、これをいつも繰り返していました。

数年A子と仕事をしていく中でA子に転機が訪れました。A子の幼馴染みからのプロポーズです。結婚の条件としては、ホステスを辞めて少しの間お昼のアルバイトをする事でした。(幼馴染みの彼とは一度会った事があり、とんでもない御曹司で家が厳しいためホステス以外の仕事をしている証拠を作るため)

とても優しくお金持ちの幼馴染みという少女漫画のような出来事に、私含め仲の良い友達はみんな結婚を勧めました。しかし、A子は断ったのです。

ホステスの仕事の調子が良いと言って、婚約を断り仕事を選んだA子はこの次の月にまた落ち目に入り苦しんでいました。

昔から寝れないらしく、精神安定剤や睡眠薬を多量摂取、仕事中に過呼吸、アフターでは朝7時までお酒を飲むという異常な行動、これを毎日何年も繰り返しているのです。

気持ちは分からないでもありません。夜の接客業では良くあることです。毎日お客様と連絡を取り疑似恋愛の駆け引き、飲みたくないお酒を多量に飲み、女の子なら触られたり暴言や卑猥な言葉を投げかけられたりします。

お給料は良いかもしれませんが、想像を絶するストレスが毎日かかり、過食症拒食症逆流性食道炎睡眠障害、無意識のうちに自律神経失調症になりやがて鬱状態になります。

私も恐らく鬱だったと思います。でも何とか酷くならず済みました。理由は趣味が沢山あったからだと思います。すごく当たり前なことかもしれませんが、これはすごく大事なことでした。

仲の良い友達で鬱が激しい子とそうでもない子の違いを検証していたのですが、たまたまわたしの周りには私を含めアニヲタがおおく、ストレスの解消方法が沢山あったのです。アニメを観たりアニソンを歌ったり、ゲームをしたり、アニメトークをしたり。

私はそれに加えて猫を飼っています。家に帰っても一人じゃ無い、可愛いにゃんこが居るから帰ろうと思えるのです。

一方で、A子は特に趣味もなく、家に帰っても一人なことから、体力や精神の限界まで飲み歩いてしまうのです。

A子の末路はとても可哀想な結末でした。私や友達に八つ当たりをし出したのです。それとは別で長年勤めていた店を辞め、とある超有名な高級クラブに勤めると言い出しました。辞めるのは良いけどその店はA子には合わないよ!とみんなで止めたのですがききませんでした。

その店に行ったものの、やはり合わずすぐ辞めてしまい、また違う店に行きましたがそこもすぐ辞め、現在は風の噂で地元に帰ったそうです。

なぜ友達なのに風の噂なのかというと、A子の今にも泣き出しそうな電話としつこい連絡にみんな引いてしまい、内容も二度と会えなくなるみたいな内容で怖くなり、誰も連絡を取らなくなったからです。

夜の仕事は楽して稼げると思われがちですがそうではありません。精神が削られボロボロになり、嘔吐しすぎて点滴したり胃炎になったり身体もぼろぼろになります。

鬱というのは自分では気づかないし、気づいても受け入れがたい病気です。自分で自分を受け入れ、乗り越えなければ治りません。

周りの友達の声も聞こえなくなります。この記事を読んでくださった読者様、ご自分が少しでも当てはまるかもと思われましたら、まず病院よりもなにか趣味を見つけてください。病院で薬をもらい飲んでしまったら、薬無しでは生活できない負のスパイラルに落ちる恐れがあるので気をつけてください。趣味を見つけ、明るい人生を歩めるようになってください。

ここまで読んで頂きありがとうございました。