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うつ病の体験談【初めての就職先での出来事】

20歳に美容専門学校を卒業し就職先の美容室で、うつ病になりました。その美容室は非常に人気のある所で、新卒を多く採用しない所で有名でした。

私が就職活動していた年も100名近くの応募者がおり、二人採用され、その中の一人が私でした。いつも私の髪を担当してくださった方が、とても私の事を可愛がってくれて、その方のためにも精一杯働こう!と気合十分でお仕事に挑んでいました。

その美容室はヘアカタログやWEBなどの媒体に多数掲載される所だったので、毎朝6時前にはお店に行き、開店前に準備態勢を整え撮影のアシスタントをし、そして閉店後に練習をするので帰るのは24時、という生活が毎日のように続きました。

今考えるとなかなかハードな生活だなと思いますが、当時の私は憧れの場所で仕事が出来る!という喜びの方が強かったです。

しかし私は根っからの不器用で、技術テストにも中々合格出来ず、お客様の施術に入れず掃除や雑務をこなす毎日でした。その一方でもう一人の新人の方はとても器用でどんどん上達していき、他のスタッフ達からも可愛がられていました。

そして、この子は出来る子だけど私はダメな子、と周りの目も変わっていきました。そんな状態を払拭する為に毎日練習をこなすのですが、中々上達しない日々を過ごしていく中で、私は何をしてもダメな人間なんだ…と考えるようになってしまったのです。

そんな風に考えてしまうとどんどん周りの方たちともコミュニケーションが取りづらくなってしまい、職場にいるのがだんだんと辛くなってきました。

ただ、唯一いつも私の髪を担当してくださっていた先輩はいつも私を気にかけて優しく声をかけてくれていました。先輩の期待に応えたい!その一心でガムシャラに頑張っていました。

しかし、身体的、精神的疲労が限界をきてしまい、ある日の朝いつも通り通勤し、職場の最寄り駅に着いた途端に涙が止まらなくなり、息切れや動議も同時にやってきてその場で倒れてしまい、気が付くと家のベッドで寝ていました。

そのまま母親に精神科に連れていかれ、うつ病と診断され、二週間休職し、回復出来ずそのまま退職しました。

退職してからも、仕事を途中で放棄したダメ人間、自分は生きている価値がない、などと自分を責めてばかりで毎日泣く日々が続きました。

うつ病の時の記憶はあまり記憶がはっきりとしていないのですが、外に出るのも怖く、誰とも話さず一日中寝ているような生活でした。

今ではうつ病を克服し、仕事も楽しくできていますが、その美容室の近くを通ると少しドキドキしてしまい、少し自分の中でのトラウマのような思い出です。