うつ病・抗うつ薬の体験談を320件ほど公開しています(2020.7.25 現在)

うつ病の体験談【悩みを打ち明ける勇気】

東京で働いていましたが、高齢の親の事が心配で田舎に帰りました。

東京のキラキラした都会の街並みから一転、地元の少子高齢化に伴う、活気がなくなった寂しい街並みに慣れない中で、なんとか仕事を探して働き始めました。

元々自分の住んでいた土地ですので、知っている場所なはずなのに、環境の変化に戸惑いました。仕事はなんとかこなしていましたが、平日気が張っていた分休みの日になると、落ち込むようになってしまいました。

気分転換しようにも、田舎なので遊びに行くような所もなく、どんどん塞ぎこんでしまいました。

東京では友達が数人いましたが、地元には友達もいなく、家族としか付き合いがなかったので、友達とランチやお茶をして気を紛らわす事もできませんでした。

仕事のある日は深く考えずにいられるのですが、休みの日は、一日寝て過ごす事も増え、涙が止まらない事も出てきたので、心療内科に行くことを決断しました。

主治医に今悩んでいることを正直に話し、薬を飲みながら3年ほど生活を続けました。本当に少しずつですが、地元で友達が出来たり、職場の人が優しかったり、というちょっとした事で、地元もそんなに悪くないと思える様になりました。

主治医は、辛いならまた、都会に出ちゃえばいいじゃない!とおっしゃったのですが、親の事もあるので難しい為、変わりに息が詰まったらいつでも東京旅行に行く事を自分に許しました。そうして、上手く気分転換を図る様にした事で自分が楽になりました。

何よりも、誰かに自分の胸の内をさらけ出し、わかってもらう事を今まで私はした事ありませんでした。

自分の弱みを見せるのが苦手で、全部自分で抱え込んでしまう、それが私がうつになった何よりの原因だったような気がします。

初診で主治医に勇気を出して全て悩みを話した時、自然と涙が出てきてとても恥ずかしかったのですが、同時にものすごく気が楽になって、肩の荷が下りたような気がしました。ずっと不眠だったのに、その夜はとても良く眠れたのを覚えています。

今も相変わらず地元で暮らしていますが、心療内科も卒業し、時々落ち込む事はありますが、元気に過ごしています。

私の経験から、うつになってしまう人は自分で全てを抱え込んでしまうタイプだと思います。自分の弱みを見せるのはとても勇気がいりますが、是非、誰か信頼できる人に頼ってほしいと思います。薬も重要ではありますが、誰かに話を聞いてもらうという事自体が治療になると感じました。