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うつ病の体験談【気づいた頃になっていた】

実際にうつ病を体験された方の体験談を載せています。

うつ病という概念は知っていましたが、まさか自分がなるとは思いませんでした。
きっかけは、新しい職場環境によるストレスと生活習慣の乱れが原因です。当時、新しい土地へ引っ越したこともあり、気づかないうちにかなり心身に負荷がかかっていたと思います。


食べ物もカップ麺、菓子パン、惣菜、コンビニ弁当など食生活が荒れていたこともあります。今、振り返ると反省しています…。
他は、仕事面での人間関係のストレス、同僚が辞めたことによる仕事量の変化などでしょうか。


それまでは田舎で実家暮らしをしていたので、初めて都会に出て彼氏と同棲もしました。
うつ病になってから、「食事が喉を通らない」「週末になっても全然楽しくない」「友だちと話しても遊んでも心が晴れない」など、心身への不調が大きかったです。夜もあまり熟眠感がありませんでした。
頑張る気持ちはあるのですが、体と心がついていかないんです。電車での通勤時間中も、ズーンと暗い気持ちになっていました。
周りも食事が喉を通らないのを見ていたので、以前よりまた痩せたし見ててつらいと心配され、元気になりたいのになれなくて毎日辛くて泣いて過ごしていた記憶です。


お腹が空いても、いざ口に食べ物を運ぶと全然食べたくないんです。
うつ病の兆しだったのかな?と思うことは、階段を上り下りすると激しい息切れと動悸がしていたこと。その時、血液検査で貧血の値が出ていたので、血も足りていなかったんだと思います。生理痛もかなり重かったです。
気持ちの面では「何かしんどい」と言っても理解されていないような気がして、孤独な気持ちでした。


職場環境では、当時お局が一人いて、仕事でなく性格面で人格否定をされ続けて、もうこれは無理だなと思い今は退職して別の職場で働いています。
職場環境が変わってからは残業なども減ったので、心の面でもだいぶゆとりができて、今は健康改善にも取り組んでいます。環境を変えるのも大事だと痛感しています。


前の職場では、追い詰められすぎて朝ごはんを数ヶ月カロリーメイトで過ごす生活をしていましたが(今思い返すと笑えますが)その反省も踏まえて、お昼ご飯は必ず自炊をしてお弁当を作る、なるべく惣菜など添加物の多い食材は買わないし口にしない、お菓子やジュースなどの砂糖は大量にとらないなどいろいろ工夫をしています。


あの経験があったからこそ心身の健康の大切さに気づけたし、自分を労わることができています。
どんな経験も無駄にはならないんだなと、感謝の気持ちです。