うつ病・抗うつ薬の体験談を320件ほど公開しています(2020.7.25 現在)

うつ病の体験談【病気とうまく付き合いたい】

私は現在40代男性で、自動車部品メーカーに勤めていました。

病気とは約20年前から付き合っています。きっかけは当時勤めていた会社がリストラを敢行し、トレーナー層として付き従っていた45〜60歳の方々が職場を去ってしまったのが始まりでした。

その業務を引き継いで数か月後に時限爆弾のように課題が多発し、客先・社内からのプレッシャーで段々と顔から表情が消えてしまい不眠や悪夢に襲われるようになりました。

「もうだめだ。」病院に行こうと決心できたのは、趣味であるロックバンドのコンサートを見に行った時でした。バンドの演奏が全く耳に入って来なく、早く会社に行って仕事をしなければとずっと考えていることに気づき、本来楽しいはずのものが全く楽しめなくなったことに悲しくなったためです。

病院の診断は双極性障害で、抗うつ剤とアッパー感を抑える薬を飲むことになり会社も休職しました。そこからは上がったり下がったりの繰り返しで10か月ほどの休職をしました。

薬も2週に一度の問診で、夜間に起きてしまうときのジプレキサ、気分転換に散歩に出かけるような時に突如襲ってくる不安感を抑える時の安定剤を処方されました。

休職して6か月頃経った頃に抗うつ剤としてサインバルタを処方してもらい、私には合っていたようで精神的な活力が戻ったと記憶しています。

その後、会社の同部署に復職し徐々に通常の業務をこなせるようになるのに2,3年かかりました。現在はまだ不眠が残っているため睡眠導入剤を処方してもらっています。

この経験を通して、私は一回りメンタル的に成長できたと考えています。というのはストレスのかわし方の技術を身に着けたからです。

具体的に言うと、ストレスフルな仕事だと感じたときはその仕事に対する感情のドアを閉めて何も感じずに終わらせることだけに集中をする。一人では抱えきれないことは、必ず周りに助けてくれる方がいると信じる。この様な思考がストレス耐性に強くなると自分で考えています。

この病気になったら再発と医療費の負担が重荷に感じると思いますが、再発に関しては私はストレスに立ち向かうのでは無く如何に逃げるかと言うこと、医療費に関しては医療費負担が軽減される制度があるのでそれを利用すること、末永く付き合っていこうと重く考えない様にしています。

当時病気にかからなかったら現在の私は無いと思い、まだまだ現役世代であり子持ちの父親ですので会社での仕事が全てではないと思い生活しています。

若くてバリバリ仕事が出来る体力のある方はのめり込んでしまうと思いますが、体を壊してからでは遅いので上の世代の人間に気軽に相談に来てほしいと思っています。

ヤング世代に患いミドル世代となった今は、私の経験を踏まえながら助けてあげることが出来ると思っています。