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うつ病の体験談【私が初めてうつ病を知った時】

もう5年以上前のことですが、今でも鮮明に覚えていますし、夢にも出てきます。あの時の判断は正しかったのか?と何度も自問自答していることがあります。

初めてお付き合いした方は、結論を言ってしまえば「うつ病」でした。ですが、私にはずっと隠して付き合っていました。この時のお互いの年齢は高校1年です。

彼とは、同じ部活で仲が良くなり、そのままお互いに好意を持ち付き合い始めました。ですが少し普通ではなかったのは、通っていた高校が共学なのにも関わらず、男女交際を禁止していることと、部活が別館にあり、ほとんど幽閉されている状態で厳しい部活ということです。

私は小学校からその部活をやっていたので耐えられたのですが、はじめての子や経験者であっても辞めていく子が多かったです。彼氏も初心者だったので数か月で部活を辞めてしまいました。

学校全体が男女交際禁止であるため、先生の目をかいくぐり会うことも難しく、更に1000人を超える生徒数のため、廊下でたまたま会えるなんてこともほとんどなかったです。

そのため、彼氏が校内でどのようなことがあったのかほとんどわかりませんでした。彼氏はいつのまにか退学していたのです。

彼氏とだけ仲が良かったわけではなく、彼氏の男友達とも仲が良かったため何があったのか聞こうとしたのですが、友達もよくわからず「最近荒れていた。何か不安定な感じだった。」というだけでした。

そして最後に「お前くらいしかあいつを守れないだろうから頼んだ。」と言われました。この言葉が私の足枷と後になっていきました。

土日もほとんど休みがなかったのですが、休みの時は必ず彼氏に会いに行きました。平日も毎日のように電話していました。この頃から少しおかしいなと思っていたのが、急な気分の沈み方、約束していたのにもかかわらず放置され、挙句私が悪いかのように怒られる、というようなこともありました。

家にお邪魔した時、沢山の薬を飲んでいたため薬のことを聞いたら、整腸剤と言われました。ですが、今思えばあれは抗うつ剤でした。

もともと体も大きく力もあった彼氏が、一度荒れてしまうと誰にも抑えることができませんでした。壁に穴をあけてしまったり、物を片っ端から壊していったりと、何の前触れもなく人が変わったようになる彼氏に少しずつ恐怖を感じていました。

ですが、最後には彼氏が私を大事に抱きしめ泣きながら、「ごめん。嫌いにならないで。」と言われると安心してしまいました。そして彼氏の友達から言われた、「私にしか守れない」という言葉に縛られ、1年近く付き合っていました。

ある日、その日はとても久しぶりに会えたのにも関わらず、とても彼氏の気分がよく、飲み物を自ら入れて持ってきてくれました。楽しく談話しながら飲んでいたら急に眠くなってそこから意識が飛びました。

気が付いた時には体中が痛く両腕が動かなく、うまく声も出せない状態でした。よくわからず彼氏に助けを呼ぼうとしたら、その彼氏が、私の体に馬乗りになり、彼氏自身と私の体を傷つけていました。

延々と、お前が他の人と話したのが悪い、と私を罵倒したと思ったら、急に自分なんか死んだ方が良いんだ、と言ったり、泣き崩れたりと完全にパニック状態でした。

腕は逃げられないように紐で固定されていましたが、このままでは自分自身の身が危ないと感じ、足で相手をけり倒し、そのまま肩の関節が壊れるのはわかっていましたが、バク転し、近くにあった刃物で何とか拘束を外せました。

彼氏は正気に戻ったのか、泣きながら謝っていました。それを無視して急いで近くに合ったものを羽織り命からがら逃げて近くを走っていた車の人に病院まで運んでもらいました。

体中に刃物で切られ、睡眠薬を飲まされ、肩も脱臼状態、そして極度の緊張感から数日入院しました。

退院後、別れを告げたのですが、彼氏から夜中に何度も電話が鳴りメッセージも止まりませんでした。その後彼氏のお母さまから連絡があり、謝罪がしたいとのことで会いました。その時に初めて、彼氏がうつ病だったのを知りました。

もちろんうつ病だからと言って今回のことを許すことも、復縁することも考えらえませんでした。ですが、もしももっと早くうつ病と言ってくれていたら、私も彼氏も違う未来があったのでは、と今でも思います。