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うつ病の体験談【うつ病の全貌をお教えします】

世の中では、「うつ病というのは、誰しもかかる病気」というのはよく聞く話ですよね。
私も、二年前にうつ病を発症し、薬を投与中ですが、今は少しづつ回復傾向にあるような気がしています。

タイトルにもあるように、これは私が体験したうつ病の一部始終を、うつ病の全貌を紹介していきます。

うつ病を診断されたのは今から、二年前の8月です。当時は、働きづめで医師から診断されても、医師が何を言っているのかさっぱり意味が分かりませんでした。

ただ、なぜか、気持ちが落ち着いたというか、仕事をしていて自分自身の中でネックになっていたのは、このうつ病だったのかと妙に安心したのを今でも覚えています。少し、ほっとした気分にもなりました。

それからというもの、会社を休むことになるのですが、ただ、まだ頭の中が整理できていない状態でした。

家にいても仕事のことばかりを考え、そして残った社員に対して休むことになったことを申し訳なく自責してばかりいました。そんな精神状態がずっと続くので、夜も眠れなくなる日々が続きました。

仕事をしている夢をほぼ毎日のように見て、またそのストレスに耐えられず深夜目が覚めてしまい、さらにストレスに耐えられなかった自分を否定してしまう、そしてますます生きる気力を失うという悪循環が起こりました。

世の中の言葉で「働かざる者、食うべからず」という言葉も、私をひどく落ち込ませました。今思えば、世間体を気にし過ぎていたのかもしれません。

私は、妻と生活をしていますが、夜一緒に寝ていると、うつ病をかかえてしまい働いていない私は、食事をする資格はない、生きてく資格はないと深く思うようになりました。

私は、家族の中では働かない存在です。足手まといであり、働けないのであれば生きる意味がない、生きる価値のない存在という論理ができてしまいました。

何度も命を絶とうと思いが芽生え、妻の前で何度、号泣したか分かりません。それほど、自分自身を責めていたのだと当時は、責めていました。

医師とも相談するとともに、癒しのある家庭環境へと変えたり(具体的にはペットを飼うようになりました)、住む場所を変えていくことで、仕事という不安を煽ってくる要素をできるだけ回避し、家庭の住みやすさや自分自身と向き合う場を確保していきました。

そして、医師・カウンセラーと少しずつ「自責を強くしてしまう」癖を和らげて、癖を見直していくという考えをつけていきました。 今では、少しずつではありますが、ありのままを大切にし、ほどよく自分自身と付き合いつつ日々を過ごしています。