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うつ病体験談|一人暮らしの職場になじめず発症した従姉妹を見守った家族の記録

就職をきっかけに一人暮らしを始めた従姉妹が、職場になじめずうつ病になり、実家で治療を続けた様子を家族側から見た体験談です。

同居環境のストレスや、家族がどのように本人の変化を受け止めるかについて、近くで見ていた立場から語られています。

体験談の要点

  • 体験談の主体:うつ病になった従姉妹を見守った家族側の記録
  • 発症の背景:大学卒業後に就職し、一人暮らしを始めたが職場になじめなかった
  • 帰宅後の変化:以前は明るかった従姉妹の表情がなくなり、笑わなくなっていた
  • 治療中の悩み:実家で治療を始めたが、兄夫婦との同居が負担になっていた
  • 環境の変化:兄夫婦が家を出たことで、従姉妹の表情が少しずつ戻っていった
  • 家族側の気づき:本人だけでなく、家族が環境を見直すことも大切だと感じた

就職後、別人のようになって戻ってきた

これは私の従姉妹のお話です。

大学を卒業し就職が決まって一人暮らし、新生活のスタートを楽しみに家を離れました。

ところが、次に会ったとき、従姉妹は別人になっていました。

職場は女社会でうまくなじめず、仕事も思うようにいかずストレスが溜まり、うつになって戻ってきたのです。以前は明るく、遊びに行けば必ず顔を出してくれる子でした。

ところが、帰ってきて最初に会った時、顔を見ただけでうつ病だと分かりました。

表情が一切なく、何を話しても笑うことなく、ただただそこに居るだけでした。

実家での治療と、同居環境の負担

彼女は実家でうつ病の治療を始めるわけですが、彼女を悩ませるもう一つの原因がそこにはあったのです。

それは嫁の存在でした。彼女の兄は結婚して、お嫁さんが同居をしているところに帰る形になってしまいました。

うつの薬を服用していると、眠気に襲われて動くことができなかったり、気分や天気によってなにもやる気が起きなくなってしまうそうです。

そんな日でも、お嫁さんはテキパキと家事をこなしています。その姿を見て、私だけこんなダラダラしていてはダメだ、私は居ても役に立たない、と自分を責めて過ごす日もあったそうです。

こんな生活をしていては、治るものも治らないと思い、私の母が彼女の父親に、兄夫婦と別居することはできないのかと尋ねました。

彼女の父親は、兄夫婦の稼ぎは少なく、とても今の同居を解消することはできないと言ったそうです。

兄夫婦の稼ぎは大卒の一般的なもの。彼女はうつ病で、今後の生活のために治療と生活の立て直しが必要。どちらを重要視するべきか、普通なら分かるはずです。同居生活は5年ほど続きました。

環境が変わり、表情が少しずつ戻っていった

ある日、兄夫婦が自分たちで家を持つことを決め、実家を出て行くことになりました。

すると、彼女の表情は少しずつ以前のように笑えるようになっていったのです。それは、たまに会う私たちでさえ、一目瞭然だったのです。

彼女は肩身の狭い思いをしていた環境から解放される喜びと、実家にいるにもかかわらず兄嫁に気を遣い続けたストレスからやっと解放され、心が軽くなっていました。

今回、彼女の家族は自分たちの生活を変えることができませんでしたが、偶然彼女にとって最適な環境が整いました。うつ病を長引かせると、回復に時間がかかり、再発のリスクも増えることがあります。

本人は自分がそこまで変わってしまったとは思っていないことが多く、頑張ってしまいます。

近くで見ている家族だからこそ、まずは自分たちが変わり、うつ病と向き合い、うつ病患者にとって何が必要でどんな環境が適切なのかを考えることが、治療の第一歩なのだと思います。

まとめ

この体験談では、本人が実家に戻って治療を始めても、同居環境の気遣いや肩身の狭さが負担になっていたことが語られています。

家族側から見ると、「家に戻れば安心」と考えがちですが、本人にとって落ち着ける場所になっているかどうかは、生活環境や人間関係によって変わります。

うつ病の回復に必要な環境は人によって異なります。家族ができることも一つに決めつけず、本人の様子を見ながら、医療者とも相談して負担を減らす方法を考えていくことが大切だと感じます。

※このページは個人の体験談を紹介するものであり、特定の薬の効果や安全性を保証するものではありません。薬の使用、増量、減量、中止については、必ず医師や薬剤師に相談してください。つらさが強いときや今すぐ誰かに話したいときは、相談先をまとめたページも参考にしてください。

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