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抗うつ薬の体験談【セルトラリン】

私が普段使用している抗うつ薬は「セルトラリン」という薬です。毎晩夕食後に50mgを二錠服用しております。

使用し始めたのは、7年程前に、摂食障害に付随して精神不安定になった事がきっかけでした。

精神病とは無縁のように周りから思われていたようですが、実際の私は自尊心が全く無い人間でした。くよくよと隠れて悩み、身体にも自信がなく、内面はいつもネガティブな事を考えていました。

その自分を受け入れ、向き合う決意をするまでに時間がとてもかかりました。自分のペースで、と周りから励まされ続けたおかげで、治療を決意しました。抗うつ薬や睡眠導流剤「ブロチゾラム」などを飲みながら、乱れた生活習慣(不眠にもなっていたので)を整えつつ、現在も治療中です。

生理前には症状が悪化するため「ヤーズ」という生理前鬱症候群の方にも効果が期待できると言われているホルモン剤(抗うつ役的な効果もある?)も同時に服用しております。

飲み始めはやはり、どんな効果があるのか体感をあまり感じませんでした。しかし一旦飲むのをやめると、翌朝なんだか妙に気怠さがありました。また逆に日にちを開けすぎて服用を再開すると、夜中に目が覚めて嗚咽を繰り替えすこともありました。それ以来、なるべく安定して服用を心がけております。

服用をしない時期というと、「薬なんて飲んだら生き延びてしまう」などといった自己破壊的思考に陥り、全てを手放して絶望してしまうからです。

先日あまりに鬱症状がひどく、薬も安定して服用しているにも関わらず、効果をあまり感じられず倦怠感がズルズルと長引くような日々がありました。主治医によれば、その時はそれなりの出来事が自身におこっているから、とのことでした。

薬が効きにくくなるほど落ち込んでしまっては、あとはいったいどうしたら良いのだろうと・・肩を落としました。

眠剤を飲んでも悪夢を見たり、ヤーズを飲んでホルモンが安定したら過食も少しは落ち着くかと、現状はいまだに厳しいですが、希望を捨てずに今日も生きております。

薬だけに頼らず、薬の力を借りる気持ちで自分からも、日光を積極的に浴びたり、軽い散歩に出かけたり、障害者雇用で職について自信をつける訓練をしたり、趣味でずっと描いている絵の腕を磨いたり・・・

もはや言い換えると、病気になった事がきっかけで、自分を見つめ直すことに繋がりました。
自分なりの生き方を模索する事ができるようになったのでは無いかと、実はあまり後悔はしていません。むしろ妙な言い方ですが、この頃は感謝すらしています。

抗うつ薬などの薬の力をお借りして、私は少しでも私らしく生きていき、支えてくれた方々に恩返しがしたいです。何よりこんな私を選んでくれたパートナーの為にも、望んで産んでくれた家族の為にも、自分は尊い命である事を誇りにもち、これからも病と向き合い克服を目指そうと思っています。


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