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うつ病の体験談【不倫がバレて精神不安定に。】

去年の冬、不倫がバレました。弁護士に相談していたようで、その前から部屋には隠しカメラが設置されていたり、私のスマートフォンを取り上げて内容を確認しデータを保存したりと、あらゆる面での証拠を取ろうという夫の姿に恐怖心を覚えました。

その後、実家の両親を呼び、夫側も両親を揃えての話し合いになりました。不倫以前から、夫とは夫婦関係が破綻しており、そのことも話しましたが、感情的になる義理の母に説明が聞き入れられず、私は子供を置いて実家に帰ることとなりました。

その時の緊張感は言うまでもなく、実家に帰って少し気持ちが落ち着いたように感じました。しかし、緊張がなくなることはなく、夜もなかなか寝付けず、朝は目が覚めても、体が起きようとしない、けだるくて何もしようと思わない脱力感に襲われる日々が続き、布団から出るのは14時過ぎの日々を過ごしました。

自分が原因ですから仕方ありませんが、当時の私は、うつ病の初期段階に進行していました。

実家にいても、布団にくるまっていたほうが安心できるため、布団から出たくないのです。半月の間、スマートフォンにて精神科受診のための準備をしていましたが、なかなか行動に移せませんでした。

都内の精神科は非常に多いのですが、レビューを見ると評価が低いものばかりでした。ただでさえ精神的に参っているのに、藪医者といわれるような医者にかかりたくない一心で、区の保健課に問い合わせ面談をし、お勧めの精神科を紹介してもらいました。

精神内科は、医者の免許を持っていれば大したことができなくても開業できるのか、患者の話をとにかく聞き、内科としての処方をする場所のようでした。眠れなければ、眠れる薬を処方する。下痢が続くなら、胃腸によい薬を処方する。あとはカウンセリング。とても前向きになれるようなものではありません。

私が受診したところも、時系列での問題点を挙げていき、その中での今一番の対処法を探す。それらを繰り返していくのみ、でした。

夫からは日々ラインが届き、長い時間放置していると、それに対してのバッシングがあり、コメントが短いとそれに対してもバッシングがあり、とても心が休めたものではありませんでした。

離婚をすると莫大な慰謝料を要求するなどと脅されるばかりで、結局離婚せずに戻ることにし、今に至ります。

戻ってからも精神科を受診しましたが、身になるような対応をしてくれる医者はおらず、少しずつリラックスをして過ごして、薬からも離れて、仕事にも復帰しました。

ふと思い返しても、すぐに血の気が引いたり、精神的に不安定にもなります。またいつうつ症状になってもおかしくないように思いますが、身から出た錆、着実に過ごしていくのみです。