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うつ病体験談|昇格による重圧と厳しい上司が原因で発症した経験

営業5年目で昇格した方が、役職の変化や厳しい上司との関係、長時間労働の中で体調を崩し、うつ病と診断されるまでの体験談です。睡眠や食事、出勤に影響が出た経過と、受診や退職を通じて自分の状態を見つめ直していった過程が語られています。

体験談の要点

  • 営業5年目に昇格し、現場業務に加えて数字管理や部下のマネジメントを担うようになった
  • 厳しい上司の言葉や働き方の変化で、睡眠不足や食事の乱れが続いた
  • 涙が止まらない、眠れない、起き上がれないなどの変化が出た
  • 母親の勧めで受診し、うつ病と診断された
  • 病気として受け止めたことで自分を責める気持ちが少し和らぎ、退職を決めた

昇格による業務と責任の変化

とある企業の社会人、営業5年目の出来事です。

社内組織の体制も大きくなった年度初め。私自身役職が変わり、昇格した晴れ晴れしいスタートの年でした。

正直、昇格について相談を受けた際はあまり乗り気ではありませんでした。どちらかというと営業として現場で業務をしたかったからです。

昇格するということは、業務内容が変わります。私がその年度からついたポジションは営業の仕事だけでなく、会社全体の数字把握から部下のマネジメント等まで、幅広い業務をこなす必要がありました。

乗り気ではなかったにしろ、自分の今までの業務態度や業務成績が認められたんだと、不安ながら嬉しかったのを覚えています。

厳しい上司との関係と生活の乱れ

新たな上司(以下、A氏と表現)はとても厳しく、叱り方もきつく、怖いと有名な方でした。

A氏とは、その年までは直接関わることはありませんでした。ただ、今までの新人の頃からの上司がA氏に叱られ詰められ、落胆しふさぎ込んでいる様子はよく目にしておりました。

不安がいっぱいの中、その年度はスタートしました。当時の私自身の生活は、ほとんど会社に拘束されている感じでした。

残業が増え、睡眠時間が減る。休日出勤や出張で自分の時間がとれない。自炊の時間などがなく食事バランスが偏る。

また、A氏と相性が良くなかったのか、他の人は流せるような叱り言葉が流せなくて、日々びくびく怯えながら仕事をしていました。初めての昇格で、業務内容にまだ慣れていないため失敗も多く、その都度アドバイスや注意を受けていました。

A氏と話をしなければならない状況になると体が震え、A氏のちょっとした言動全てに一喜一憂してしまいます。とにかく、自分が仕事でミスをするのが悪いのですが、A氏からの言葉がとても怖かったのを覚えています。

体調の変化とうつ病の診断

4月に新年度をスタートして、その夏頃、自分の様子がおかしくなります。今までは全く泣かないような事柄で、涙が止まらなくなるような、情緒不安定になりました。

それから、夜寝ることができなくなり、朝6時になっても眠れていない時がありました。会社に行かなければならない時間になっても、体が言うことをきかず、起き上がれなくなってしまいました。

遅刻の連絡をして、なんとか会社に行く準備をして電車に乗るも、途中で腹痛がしんどく途中下車。そのまま会社に連絡し帰宅させてもらいました。

自分が周りに比べて劣っている、私は何もできない人間なんだ、私は頭が悪い人間なんだ、必要とされる人間ではないんじゃないか、と毎晩毎晩寝られない中で考えては泣いていました。

食欲が全くわかず食べられないか、ストレスを感じて過食に走るかで、体重も1週間で2~3キロ変動していました。今思えばその時すでに「うつ状態」に入っていたんでしょう。

ですが、当時の自分は自分を「うつ状態」と認めたくなくて、心配してくれた家族に八つ当たりをしてしまい、そんな自分にまた病んで、の繰り返しでした。

母親の勧めもあり、いよいよ病院に行くことになりました。結果は、「うつ病」。ただ、正直結果を聞いたときに私はホッとしました。これは私が「劣っている」からではなく「病気」なんだと。

退職を決めて自分を大切にするまで

真面目な方がかかりやすいと聞き、仕事に対して真面目に一生懸命頑張っていたんだね、とカウンセラーの方や家族に言われたときに、初めてがむしゃらに頑張っていた自分を認めてあげることができ、許してあげることができ始めました。これは病気なんだ、しっかり治してまた自分と向き合おう、そう決心して、思い切って会社を辞めました。

病んでいるときは、「会社を辞める」という選択肢まで私にはありませんでした。会社を辞めること、すなわちそれは自分が劣っていることを認めること、という変な考え方に偏ってしまい、何故か自分が辛い場を離れることが考えられなかったのです。

ですが、辛い場を離れることは逃げるとは違うんだ、と感じました。会社の上司A氏は、退職を願い出た時こそ心配してきましたが、A氏には私の健康を守ることもできなければ、私がもし会社に残り、今までよりさらに体調を崩しても、彼は責任を負うこともないのです。

自分を大事にしたい、また自分を大事にしてくれる家族や親友たちに、これ以上心配させたくない、自分の人生をもっと楽しみたい、そう思って会社を辞め、その後は本当に自分でも驚くほど明るくなり、前向きになりました。

今までできなかったことに挑戦してみたり、やりたいことをもう一度探してみたり、自分自身を大切にできることの幸せをひしひしと感じました。これからも自分を大事に、1度しかない人生を楽しんでいきたいと思います。

まとめ

昇格による責任の増加、厳しい上司との関係、長時間労働による生活の乱れが重なり、睡眠や食事、出勤に影響が出ていった経過が語られています。受診によって自分の状態を病気として受け止め、退職という選択を通じて回復に向かうきっかけを得た体験談です。

※このページは個人の体験談を紹介するものであり、特定の薬の効果や安全性を保証するものではありません。薬の使用、増量、減量、中止については、必ず医師や薬剤師に相談してください。

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