うつ病・抗うつ薬の体験談を500件以上公開しています

うつ病の体験談【まさか自分がこんなことになってるなんて】

まさか自分がこんなことになるなんて思いもしなかったです。

色々な事が立て続けに起こっていました。離婚、逃げ出すように引っ越し、職場を退職、再就職。親の病気発覚で手術入院、看病と何重にも重なって、体がいくつあっても足らない月日を過ごしていた頃でした。

夜眠れなくなって、食欲が落ち食べ物を受け付けなくなりました。子供が見ているテレビの音がとても嫌になって、人の話し声、車の音、日差しも拒絶してしまいたい自分がいました。

ある日から誰かの声がして「お前なんか死ね」とか、全否定される言葉がするようになって、朝も昼も夜も精気がなくなっていました。

そんな時、車の運転中に意識を無くして気が付いたら病院でした。検査してもどこも悪くなく、心療内科へ勧められても拒否をして数か月、2度自身で命を絶とうとしてしまいました。

知人に連れられて行った病院で、パニック障害アルコール依存と診断され、傷病手当を申請して休業する羽目になってしまいました。

心療内科では幼少期からの現在までの出来事を全て聞かれ、話しをした日は余計に気持ちが落ちて、辛くて仕方がなかったのを覚えています。

過去のような話し方をしていますが、今も季節の変わり目とかに気持ちが落ちます。呼吸が上がり、独り言が増えている自分に気づくようになったのは、少しは症状がましになったのかもしれませんが、心の傷はジクジク完璧ではないってわかっています。

負けず嫌いで潔癖症で気が強いと思ってた自分がこんなにも弱くなるんだ。人の目が見れないようなことになるんだ。こんなことみんな思うんだろうか。急に大きな声で叫びたくなることってみんなあるのだろうか。仏門に入ると心が穏やかになるんだろうか。

誰かに聞きたいです。

ずっと続くのだろうか。生きてる限りこんな気持ちが続くのだろうかって思います。ただ今は死ねない、子供が成人するまではって思っていたけど、これからは幸せになって誰か辛い気持ちの人に寄り添える自分になりたい。この経験を人の心を癒せる自分になりたいと思えるのは、ありがたいです。

心は風邪をひくんです。心はぽっかり穴が開くんです。誰かが手を繋いでくれるのを待っているんです。それを治してくれるのは医者ではありません。薬漬けにはなってはいけないと思います。

鏡の自分にありがとうと、素直にいつか笑いながら言えるようになりたいです。でも辛いときは泣いてもいいんですよね、いいんです。弱い自分も情けない自分も受け入れて、優しい手を繋いでくれてる人の手を離さないようにしたいです。