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うつ病の体験談【家族の理解が一番です】

12~3年前にうつ病を経験したことがあります。

主人の仕事の都合で、田舎から首都圏への引越しが原因です。

当時0歳時の子連れで見知らぬ土地に引っ越してきたので、楽しみ半分、プレッシャー半分でした。

うつ病と診断されたのは、それから1年半くらい経ったときのことです。

誰も頼れる人がいない場所での子育てにプレッシャーに感じていました。そして気付けば眠れない日々が続いていました。

なかなか寝付けないこと、そして朝~午前中が特にやる気が出ないこと、始めはうつ症状だと気付かずにいましたが、気持ちの浮き沈みが激しくなっていき、気付けば常にネガティブな状態になっていたのです。

当時は知り合いもいない中、早くママ友や知り合いを作らなくちゃという焦りでいっぱいでした。

時々引越す前の友達と電話したり、実家に電話したり、出掛けたりと気晴らしもしていました。

しかし、気持ちが心から晴れる日はありませんでした。

何をしてても楽しくない、余裕もない状態です。こんな状態では、育児にも支障が出る…そんな風に考え、更に自分を追い詰めていました。

主人に相談したいけど、主人も新しい職場環境に馴染むことでいっぱいだったので、なかなか相談するタイミングもつかめませんでした。

インターネットで症状を検索するうちに、「もしかしてうつ病なのでは?」と考えるようになったのです。

それから、自分で心療内科を調べ、通える場所を探しました。思い切って受診してみたところ、「うつ病の始まりですね。」と診断されました。

ショックでしたが、投薬治療を続けることで症状が軽くなると教えてもらったので、とにかくこの状態から抜け出すために続けてみようと思いました。

うつ病の薬を飲むのは初めてだったので、飲み始めた頃はとにかく体がだるく、朝起きるのが辛かったです。

でもすんなり眠れることは本当に良かったと思います。症状は少しずつ回復し、薬も1錠から半錠へ少しずつ減らし、通院が終了するまで約2年かかりました。

再発することもなく、現在は平凡な日々をありがたく過ごしています。

当時子供がまだ1~2歳と小さかったので、通院するにも連れて行くこともできず、主人に協力してもらい、土曜日に受診していました。

主人が喜んで子供と過ごしてくれたことが安心できましたね。

心療内科はいつも混雑していましたが、今考えると、通院すること自体が気晴らしになっていたと思います。

常に子供と一緒でしたので、通院日は一人で電車に乗って出かけるということが、気分転換になっていました。

自分がうつ病だということは、なかなか周囲に言えないものです。 そこでやはり家族の理解が一番です。

家族がうつ病という病を理解して、攻めずにいてくれることが一番です。

それに誰にでも発症する可能性があるということも身に染みました。

もしご家族にうつ病で苦しんでいる方がいましたら、決して責めないこと、頑張れと追い込まないことが大事かなと思います。