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うつ病の体験談【責任感の強い人ほど鬱になりやすい】

私の仕事は介護職で夜勤もあり不規則な仕事に就いています。また私自身の性格も、自分で把握していないと嫌な方で、誰かに仕事を分担するなど頼ることも苦手でした。

失敗するとしばらく引きずってしまうくせに、相手には大丈夫と強がってしまうような性格でどちらかと言うと責任感の強い方だと思います。

自分が鬱になっている状態に気づいた時は、役職に就任し、1年ぐらいした時でした。それも自分で気づいたわけでもなく旦那が異変に気づいたのがきっかけでした。

役職について2~3カ月して、ある利用者さんが認知症が進行し、毎日の職員に対しての暴言や暴力がありました。

また男性職員にたいしては、好意的で男性職員と仕事の話をしているだけでも「泥棒猫」「私を誰だと思っている、神の生まれ変わりだぞ!」「殺される」など被害妄想や介助拒否が毎日のように続きました。

入居されている以上どんな風に介助や支援を行えばいいのか、試行錯誤しながら業務を私達はしなければなりません。ですが正直周りの職員も精神的に疲れその利用者さんの機嫌を見ながら、毎日仕事に来て怪我をしたりあざが出来たりと働いていました。

家族の方とも精神科への受診も打診しましたが、良い返事は頂けずその状態がさらに2~3カ月と続いていきました。

そんな環境の中、役職の自分がしっかりみんなをまとめて行かなければならない、自分が率先してしなければならないとよりいっそう気持ちを引き締めていました。

その時から、寝ている時でも泣いていたり、うなされていたりしていたようです。旦那もまだその時は大変なんだなと思うぐらいだったようです。

またこの時期結婚して妊活もしていたので、周囲の妊娠報告に複雑な気持ちを抱え、より仕事に打ち込む日々を過ごしていました。

なかなか妊娠できないことや毎日の暴言や暴力からか、なぜこんなにも頑張っているのに何も良い方向に進まないのか、自分の能力が足りないせいなのか自分を責めることも増えてきたと思います。

旦那に対してもイライラしたり、「私と結婚して幸せか?私と結婚せず、友達のような人と結婚すれば幸せだったのにごめんね」と泣きながらという言動が出てきたり、私が休みの日には、一日中寝巻きのままで家事をすることが出来なくなりました。

私は気づかなかったのですが、料理の味も変化しており、この時くらいから旦那が周囲に相談し、異変を感じていたようです。

旦那も考え、私に今すぐ仕事を辞めるよう言いました。自分は今鬱状態になっている、会社に今すぐ連絡するようにと真剣に言われました。 私は「そんなことはない、自分が今辞めるわけにはいかない」など喧嘩になりながらも拒否し、離婚の話までなりました。

ですが、周囲の説得で「何が1番大事なのかを考えるべきだ」の一言に目が覚め、仕事を辞める決断しました。 それからしばらくして泣いたり、夜うなされれたりすることはなくなりました。料理は苦手ですが、食べれる程度のものぐらいになっているようです。

あの時旦那が異変に気づいてなかったら、大変な事になっていたと思います。旦那には感謝しています。

責任感の強い人、仕事に打ち込みすぎてしまう人ほど注意したほうがいいと思います。どうか自分を責めてしまったり、仕事に打ち込みすぎてしまう前に一度立ち止まって、「私は何のために、心身犠牲にしてまで頑張ってるんだろう」と考えてください。

最後に新型コロナウィルスで、感染のリスクと戦いながら医療現場、福祉現場大変な時期で、休みたいのに休めない環境の中働いている方々に感謝しきれません。 大変な環境の中、鬱状態になりやすいと思います。難しいですが、自分の命を心を大切にしてください。