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うつ病の体験談【うつは心の風邪なんてものじゃない、生き地獄そのものだ】

私がうつになったきっかけは、プライベートが大きく変化した時でした。

幼い子供を連れて離婚し、初めて自分一人でこの子を支えなければならないという責任感と不安に押しつぶされそうになりながら、必死で生きていました。

離婚後の仕事は介護職員で、初めての介護も慣れない中利用者の対応に追われていました。

また家事、育児、さらに追い討ちをかけるように子供からインフルエンザをもらいました。丸1ヶ月給料がなくなる事態になり、この頃から次第に夜は不安で眠れなくなりました。

夜9時に子供とベットに入ってもなかなか寝付けず、頭の中で様々な不安と闘いながら「明日はもっと頑張ろう。そしたらきっと良くなるはず」と自分を鼓舞し続け、眠りにつくのは深夜2時前後、5時半には起きて支度を始めるので実質3時間に満たない日々が増えていきました。

すると、ある時勤務中に宙に浮くような感覚になり、めまいを覚えることが多くなりました。

それでも、「気のせいだ、ちょっと疲れているだけだから、仕事を終わらせないと主任に怒られる」と体調の変化に気づかないように自分の気持ちに蓋をしました。

入社2ヶ月目、信頼していた先輩社員が一気に2名退職しました。やっと仕事にも慣れこれからと思った矢先の出来事で、唯一の心の支えであった人がいなくなったショックから、気を抜くと勤務中にも関わらず涙が溢れるようになりました。

社員が一気に2名抜けたことにより、現場は常に人員配置がギリギリで主任が利用者を怒鳴る声でさらに私は萎縮してしまい、いつの間にか体重も5キロ以上減っていました。

夜は眠れず、日中はストレスに耐えながら勤務し続け限界が来たのか、ある日の勤務終了後廊下で倒れて動けなくなりました。

そのまま休暇をもらい、これまでを振り返った上で精神科を受診し、即日うつ病の診断が下されました。

抗精神安定剤や睡眠薬の量の多さに、帰宅後子供を抱いてひとしきり泣き続けました。「こんな弱いママでごめんね、本当にごめんね」と何度も謝りました。

意外と知られていませんが、向精神薬は薬の種類によって日中の眠気を引き起こし体がむず痒くなる症状が副作用として認められるものがあります。

私が処方されたのはそのタイプのもので、飲み始めた当初は身体中を虫が這い回るような感覚があり、眠気と合わさるとまさに生き地獄でした。

痒いけど、どこが痒いか分からないので、腕を掻き毟るようになり、薬の効果が切れると頭がぼーっとして何も考えられずに死にたくなる衝動に駆られることが増えていきました。

何度も自分の至らぬ点を思い返しては自己嫌悪に苛まれ、子供の親権も前夫に渡した方がいいのではないかと涙することもありました。

副作用が強いので何度か薬を変更し、病院も3回変えました。

3回目の病院は、主治医が的確なアドバイスを行ったり、看護師と連携して心のケアに当たってもらえたこともあり、次第に心の調子が戻っていくのが自分でも分かりました。

結局、私の場合は心の不安を誰かにしっかり話を聞いてもらい、的確なアドバイスをもらうことで改善していったので薬も少しずつ減っていき、今では一切飲んでいません。

その後、辛い時期を支えてくれた前夫と再婚し昨年は第二子を出産しました。時折気分が落ち込むことはありますが、現在は自分の力で改善できるようになったので、うつ病を克服する日も近いのではないかと感じています。