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抗うつ薬の体験談【ヒルナミン】

私は学生時代、少し考えすぎなところがありました。高校生ということもあり、受験シーズンの真っ只中に友人と些細なことで喧嘩に発展してしまい学校に行きたくなくなってしまいました。

頑張って学校に行ってみれば、友達がクラスのみんなに悪口を言っていると思ってしまい次第に不登校児に。実際はそんなこともなかったのですが、被害妄想が激しくのちに鬱病・軽度の統合失調症だと精神科で判断されました。そこで処方された薬のひとつにヒルナミンがありました。


もともと被害妄想のせいで夜は考え込んでしまい睡眠時間を大幅に削っていたので、妄想・幻覚・幻聴を抑える効果と睡眠導入の効果のふたつを併せ持つヒルナミンが一番適している、と処方されました。

眠たくなる効果があるので朝に飲むことは禁止され、夜に1錠のみの指示でした。早速飲んでみた感想というと、まずヒルナミンはある程度即効性のある薬だと思われます。飲んで10〜15分程度で微かにですが頭がぼや〜っとします。幻覚や幻聴を抑えるというよりかは、睡眠欲を高めて幻覚や幻聴を見る前に寝させるといった意味合いが近いかと思います。

学校のことを考えようと思うとうまく考えがまとまらず、考えようとすると直に眠たくなりました。私の処方されたヒルナミンは0.5mmだったので薬にしては少ない・普通の量だそうですが、結構効果が強めだったかのように思います。ただ、すぐに寝たい!といった強引な眠気ではなくて、だんだんと緩やかに眠たくなってくるといった感じなので、飲んだらすぐに寝なくてはいけない訳では無いので比較的使いやすい薬でした。

特に昼などに昼寝をしていると、ヒルナミンを飲んでも眠気はすぐには効きにくいです。なので、朝どうしても学校に行きたくない時や学校にいる時に被害妄想が止まらなかった時には医者からヒルナミンを飲んでもいいと言われました。

副作用としては、個人差はあると思いますが私の場合は夜飲んだら朝起きた時に結構な頭痛を感じた覚えがあります。ズキズキといった痛みではないのですが、一定の感覚でズキッと頭に痛みが走り、昼くらいには治まります。非常に使いやすい薬ではありますが、頭痛のせいで逆に学校に行く気が無くなるということもあったので、ある意味一長一短かと思います。

睡眠薬と抗うつ薬を併用して使わなくて済むといった点ではヒルナミンはとても使いやすい・飲みやすい薬ではありますが頭痛の副作用さえ無ければ使い続けたい薬だと思いました。ちなみに今は経過良好で、もし不調時や万が一の被害妄想で動悸が止まらなくなった場合にヒルナミンを服用するようにしています。

 

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