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抗うつ薬の体験談【ミルナシブラン(トレドミン)】

私は1980年後半生まれの30代です。私が中学生の頃に50代前半の父がうつ病になりました。当時中学生だった私は父が突然会社に行かなくなったのでとても衝撃的な出来事だったのを覚えています。

父は元から軽い自閉症でした。また家畜保健所の細胞研究員としても優秀で裕福な家庭でした。しかしその反面、友達やご近所付き合いが苦手な性格でした。


会社でも優秀な成績で年次も上がってきて管理職になった時に病気になってしまったと母から聞きました。一人で研究に没頭するのは得意でも後輩達の指導や管理をするのが苦痛だったようです。

最初はSNRI(セトロニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害材)のミルナシブランを服用していました。落ち込んでいる時もあれば穏やかな時もあるように感じましたが睡眠障害がある時もあるようでした。

私が当時一番驚いたのが入院中の父が私に対して「よく来てくれましたね」と敬語で話かけてきたのを今でもはっきりと覚えています。声が震えていて実の息子の私にも緊張して話ている様子でした。反対に唯一気を許せる母には夜中に泣きながら相談していたり時に怒っている様子の時もありました。

一年ほど服用して週に2〜3回会社に復帰しましたが三ヶ月程たった頃から会社に行くのをやめてしまいました。そこからは手の震えが出るようになり車の運転などにも支障が出るようになっていました。軽度でしたがパーキンソン病も合併してしまったのです。

それからパーキンソンの薬の副作用が強くなるおそれがあるトレドミン等の薬の服用はやめました。私が高校を卒業して家を出てからは幻覚、幻聴、家族に暴力を振るうなど人が壊れてしまいました。うつ病とパーキンソン病と認知症の薬を一緒に飲んでいました。体は痩せ細り段々と自分で食事もできなくなりました。胃に穴を開けてそこから栄養を入れる延命治療をしました。

私が25才頃だったと思います。仕事のプレッシャーで心が病み、そこから出かけることもなくなったので体も弱っていき最終的に寝たきりになってしまいました。父は65才で亡くなりました。

最後の時を一緒に過ごしたのですが最後まで幻覚や幻聴が見えていた様子でした。パーキンソン病の影響で喉の筋肉も弱り声を出すことができませんでしたが私と母と姉でお見舞いに行った時は涙を流していました。
死を悟った恐怖なのか、家族がきて嬉しかったのか、悔しかったのか、はたまた幻覚のせいなのかは分かりません。

些細な仕事や私生活の悩みでも家族、友人、恋人、同僚、話し相手がいなかったらネットの掲示板や日記をつける事をおすすめします。効果がない訳ではないですが抗うつ剤を使いはじめる前の生活が重要だと私は考えています。


イクセル50mg (トレドミン)

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