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うつ病の体験談【私がうつ病のときにやってほしくなかった5つのこと】

今回は、私がうつのときにやってほしくなかったことについてお話します。うつ病のときの私は、もはや普通の人とはまったく違う心の状態でした。すべてのことが苦痛で仕方がなかったです。

そんな私のうつのときのことを思い出して、うつのときにやってほしくなかったことを5つお話します。うつの状態は人それぞれで参考になるかどうかわかりませんが、最後まで読んでもらえたらうれしいです。

ただ、とても暗い話なので、自分の心に余裕があるときだけ読んでください。暗い話に触れることが、うつになる第一歩ですから。

 

[病院に連れて行く]これは意外だと思われるかもしれません。普通に考えれば、「うつ病」という病気なので、専門の病院に連れて行くのが自然だと思われるでしょう。しかし、うつになっていた私にとって病院は苦痛でしかありませんでした。

うつで悩んで苦しんでいたとき、4件ほど病院に行ってみましたが、今でも治療に役立ったとはあまり思えません。事務的な手続きから始まり、こちらが何か話せば紙やパソコンで事務的にカルテを取る。終わったら継続的な治療と言って、処方せんと次の予約の話をする。

治療する気がないとしか思えませんでした。もちろん、私が通った病院がたまたまそうだったからかもしれません。通った病院の中にも1人だけは真剣に話を聞いてくれたお医者さんもいました。

ですが、大抵は事務的に継続的な治療と言って、次の予約だったり薬の増加ばかりを図る人でした。うつで苦しんでいる状態だったので、断る気も起きず、しばらく固定の病院に通いました。

その時は、治っている実感は全くありませんでした。ただただ病院に通うのが苦痛でしかありませんでした。私がうつ病から立ち直れた理由の1つは、そういった病院から抜け出したいという強い怒りからだったと思います。

今も病院に頼らず、そもそもうつになりにくい負担の少ない生き方を目指しています。

 

[この先どうするのかと聞かれる]これは、他のうつ病対策でも言われていることだと思います。実体験した私でも、この言葉を言われても苦痛しか感じられませんでした。

うつの時は、ほぼ常に絶望して悩んでいる状態です。そんなときにこの先のことなど考えている余裕などありません。

今の状態で先のことなど考えたら、絶望的な未来しか思い浮かびません。誰ともまともに会話できず、顔はぐしゃぐしゃ、負の感情にまみれた人に先なんてないです。

今1秒生きるだけで精一杯です。「この先どうするか」という、普通の人でも悩むようなことをうつの人に投げかけても絶望しかありません。

 

[外に連れ出す]明るい場所に行くことによって、気分転換を図るのはわかります。実際に外に出た方が空気も変わって気分が一新するでしょう。

ただし、それは気分を変化させる余裕があるときだけです。うつ病のときはそんな余裕はありません。なによりうつだったときは、外の世界は恐怖と絶望しかありませんでした。

いつ誰に話しかけられるだろうか。車が急に出てくるんじゃないのか。このまま帰れなくなるんじゃないのか。普段それほど負担にならないことが恐怖となって、頭の中に吹き出してくるのです。

病院もそうですが、強制的に外に連れ出して気分転換を図るのはうつ病の本人がその気になったときにしてください。

 

[テレビをつける]テレビでも見て気分を紛らわせようとすることも、普通なら当たり前かもしれません。しかし、うつだった私にとって、テレビは苦痛そのものです。憎しみでいっぱいになります。

自分がこんなに苦しんでいるときに、テレビに出ている人は自分が作ることのできない謎の笑顔でいっぱいにあふれていて、自分では理解できない意味不明な理由で騒ぎ、自分に不要なものを売りつけるCMをたくさん出してきます。

そうかと思えば、突然暗い話題が始まったり、またそれが終わったら物売りの意味不明なCMが流れる。まったく気など紛れません。地獄そのものでした。憎しみしか生まれませんでした。

もちろんこれはテレビが悪いわけではありません。テレビはうつ病の人のために作られたものではないのですから。だからこそはっきり言います。

うつのときにテレビをつけてはいけません。テレビに出ている人たちへのどうしようもない憎しみと自分に対する失望しか生まれません。

 

[元に戻ってほしいと言われる]これは両親の気持ちを考えると、もうしょうがないことだと思います。今まで元気だった家族が、突然会話もろくにできず暗い顔ばっかりする。

自分でもどうしていいかわからず、病院に行っても治らない。家族にかかっていた負担を考えると、今でも申し訳ない思いでいっぱいになります。

でも、今こうしてうつ病から立ち直れたときだからこそ、今のうちに言います。元に戻りたいのはうつ病の本人が誰よりも1番思っています。

「なんでこうなったんだろう」「どうして元気が出ないんだろう」うつのときはずっとずっとそのことで悩みっぱなしなのです。戻れと言われても戻れません。自分でもどうすることもできないんです。

私のうつ病は、人より重かったのか軽かったのかはわかりません。それでも、私がまともに口をきけるようになるまで2年はかかりました。それまでは、朝起きてごはんを食べるのがやっとでした。家族とも顔を合わせたくなかったです。

元に戻ってほしい気持ちは痛いほどわかります。ただ、絶望に浸っている人には何を言っても通じません。

以上が、私がうつ病のときにしてほしくなかったことです。実際にはもっといっぱいあります。ただ明確にこれは苦痛だと思ったことを今回はお話しました。うつ病の人には今まで通じてきたことがほとんど通じません。もはや別の世界にいるといってしまえるくらいです。

周りの人がやるべきなのは、まず自分がうつにならないようにすることです。自分がうつになってしまっては元も子もありません。うつから立ち直るのは多くの時間がかかります。
だからこそ、まずは自分の心と体を大切にしてほしいんです。今私が過去に戻れるなら、両親にそう伝えたい。そんな気持ちでいっぱいです。

最後までうつ病の人の話を読んでいただいてありがとうございました。あなたのおかげで、私の心は救われた。そんな感謝の気持ちでいっぱいです。あなたも自分を大事に生きてください。