医師として働いていた夫が、仕事の過労や上司からのパワハラをきっかけにうつ病になり、妻として支え続けた方の体験談です。
自殺未遂、通院や服薬、入院と内観療法、夫の死後に息子もうつ病になったことまで、家族としての視点から語られています。
体験談の要点
- 体験談の主体:うつ病だった夫を支えた妻
- 夫の背景:医師として多忙に働き、上司からのパワハラも受けていた
- 危険表現の文脈:夫の自殺未遂と自殺、家族が支え続けた10年間が語られている
- 治療経験:通院、服薬、精神病院への入院、内観療法を経験した
- 薬への感想:効く薬がなかなかなく、効きすぎると頭がぼーっとするため本人は好まなかった
- その後:夫の死後、息子もうつ病になり、現在は心理職を目指している
医師だった夫のうつ病と、家族として支えた日々
うつ病はとても怖い病気です。主人はうつ病で9年前に自殺しました。
今から19年前に自殺未遂を起こしてから10年後、とうとう決行してしまったのです。その10年間どんなに家族が支えても、結局病気に勝てませんでした。
主人は医師をしており、仕事柄あまりに忙しくて休む暇がありませんでした。そのストレスに加えて、上司からパワハラを受けうつ病になりました。そして職場から有無を言わせず、左遷させられてしまいました。
プライドが高い人だったのでとても辛かったと思います。新しい職場では、初めはとても頑張っていましたがまた忙しくなり過ぎて、土日の休みもなく働き続けていました。その時手掛けていた仕事が頓挫したこと等々、いろいろなことが重なってうつ病が重くなったようです。
通院、服薬、入院を続けても難しかったこと
自分の人生なのに、思った通りに行かないことが辛かったのだと思います。私は妻として精一杯主人を助け、せめて家の中ではストレスを感じさせないようにといつも心掛けていました。けれどその思いは届かなかったようです。それがうつ病の怖いところなのかもしれません。
通院して薬も飲んでいましたが、薬もなかなか効くものがなかったようです。効きすぎると頭がぼーっとするので好んでいませんでした。常に頭をシャープにして仕事に専念したかったのだと思います。ときどき話したり、山歩きしたり、動物園に行くなどのリフレッシュにもよく付き合っていましたが、病状はなかなかよくなりませんでした。
転職も考えて一緒に見に行ったりしましたが、自分が思っていたところとは違っていたようであきらめました。一度精神病院に入院して、内観療法も受けてみましたがあまり効果がなかったようです。そのうち通院も私が代わりに行くようになり、本人は服薬のみになりました。
一生懸命なんとか立て直そうとやっていたのに結局駄目でした。主人の自殺後、息子もうつ病になりました。自暴自棄の時期がありとても心配しました。
残された家族として感じていること
今ではなんとか立ち直り、大学で心理学を学び、臨床心理士及び公認心理士を目指しています。たぶん心理カウンセラーとなり、父親のような患者さんを救いたいと考えているようです。
精神的に病んでいる人に寄り添うのはとても難しいことだと思いますが、なんとか頑張ってくれたらと思っています。私もうつ病だった主人を救うことはできませんでしたが、困っている人がいたら、その人たちの気持ちに寄り添っていけたらと思っています。
うつ病が治って社会復帰する人もきっとたくさんいると思います。世の中にはいろいろな人がいるのだから、困っている人たちにもっと寛容な社会になればと心から思います。
まとめ
この体験談では、本人だけでなく、支える家族も長い時間悩み続けていたことが伝わってきます。
薬や入院、家族の支えがあっても、思うように進まなかったという語りは、治療や回復の道筋が一人ひとり異なることを考えさせます。
自殺未遂や自殺に関わる体験があるほどつらい状況では、家族だけで抱え込まず、医療機関や相談窓口につながることが大切です。今すぐ誰かに話したいときは、相談先をまとめたページも参考にしてください。
※このページは個人の体験談を紹介するものであり、特定の薬の効果や安全性を保証するものではありません。薬の使用、増量、減量、中止については、必ず医師や薬剤師に相談してください。つらさが強いときや今すぐ誰かに話したいときは、相談先をまとめたページも参考にしてください。
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※Awarefyは医療機関による診断・治療の代わりではありません。通院中の方は治療を中断せず、必要に応じて主治医へ相談してください。
