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うつ病の体験談【「うつ病かも」から6カ月が経ちました】

これは私のうつ病体験談です。自分のことを客観視するためにも振り返ってみます。うつのきっかけ・原因は人それぞれかと思いますが、私の場合は””人間関係による圧力“”でした。

私はとある劇団に所属していたのですが、その団体の中で起きた出来事がきっかけで”うつ”状態になりました。その劇団に入団する当初は憧れの現場で尊敬する先輩に囲まれて、やる気にあふれていました。

学んだ新しい知識や築いた人間関係・出逢い、はお金には変えられない特別なものでした。うつを発生した後の今でも そう思っています。

材料費や最低限の賃金は頂いていたのですが、自分の交通費や制作費などは自腹でした。
お金に関しては、自分投資だと思っているので不満は特にありません。さまざまな業界で頑張っている人々を見てきたので、こういうことはあたりまえに感じています。

とにかく、トップに立つ方や先輩方、現場ごとに関わる人々のため、お客様のためにできる自分の最大限を劇団の活動へ注いでいました。

下っ端である私は望んで雑用をし、少しずつ自分の居場所のようなものを感じていました。しかし年末になるにつれ現場の仕事が多くなり、小さなミスを起こすようになってしまいました。

先輩は最初、「できなくてあたりまえ。頑張ろう。」と励ましてくれました。しかし、小規模な団体だったため、1人ができなかったことを他の誰かが担うことになり、そのこととでよく責められました。

「おまえができないから~」「おまえが弱いから~」など言われ、自分自身がそういった負のレッテルを貼り過ごしていました。今思い返せば、全員が余裕ない中で私が情緒不安定になってしまったことを処理できない状態になってしまったのだと思います。

”うつ”を自覚したのは、シェアハウスしていた友人が「あなた、おかしいよ。」と言ったことです。夜中にヘロヘロになって返ってくる姿や、自宅で泣きながら作業をする姿、発言や行動が異常(ネガティブ、自意識が無く思考できない)、こんな生活状況をみた友人は、私にその団体から離脱することを促してくれました。

その時期は、その団体の中でしか私には存在価値がない、と言っていました。自分の体調よりも団体の成功を望むようになっていました。つまり自分が先輩の言葉を自分に縛り付けた結果、うつになっていました。

結論、「頑張りすぎた」と今は自分を納得づけるようにしています。あくまで今の私は被害者意識なので、この出来事のすべてをいろんな角度から理解はできていないと思います。

しかし、こういった辛い経験のなかで自分の性質を自意識するようになり”自分のための生きやすさ”というものを考えるきっかけになりました。

現在は、その団体から強引にですが離れて、連絡も無視するようにしています。非道だと思われてしまうかもしれませんが、関係を絶つことが唯一 自分を護る方法でした。

うつ病のきっかけも人間でしたが、改善のきっかけも人間でした。誰しもが被害者にもなり加害者にもなる、そういった意識を常に持ち 自分らしい生き様で過ごしたいです。