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うつ病の体験談【うつはなかなかきづかない】

私が鬱状態になったのは、中学校の頃です。

父親が病気で亡くなった後、暗い気持ちが長く続き、落ち込みが激しくなり、学校を休みがちになりました。

中学生時代の思い出は記憶にありません。その後、高校に進学した後は仲の良い友人たちに恵まれ、学校は休みがちで体調不良の時期もありましたが、無事乗り越え卒業することができました。

社会人になり、責任感のある性格のため一生懸命働きましたが、ストレスがたまるとある日突然仕事中に泣いてしまうこともあり、情緒不安定で、積もり積もったストレスが急に爆発し、仕事を辞めてしまうこともありました。

私生活では、結婚が決まり入籍目前で鬱状態を発症してしまいました。環境の変化による気分の落ち込み・体調不良などで体が動かなくなり、婚約破棄をしました。今でも大変なことをしてしまったと思います。その時は私自身うすうす鬱状態の自覚はあったのですが、病院へ行く勇気がありませんでした。

その後、再就職先にて始めは順調に仕事が出来ていたのですが、ある時から上司二人によるパワハラに精神を追い込まれてしまいました。たとえば上司に背中越しに怒鳴られる、仕事を任されても責められるなどです。強いストレスを感じる日々が続いたため不眠症となり、体力・気力も低下しました。その職場は半年で辞めることになりました。

その時、はじめて精神科へ受診することを決意しました。それまでは勇気がなかったですが、このままでは自分自身がおかしくなってしまうと思い、精神科へ行きました。

そこで今まであった出来事を聞いてもらい、アドバイスを受けると、今まで私は鬱の状態があったと気づかされました。私自身の良い部分そして悪い部分がわかるようになり、薬を処方されると今まで眠れない時があったのがよく眠れるようになりました。そしていままでの出来事を思い出し、自分で本を読み鬱病の勉強を始めました。

その後落ち着いたころに転職をしました。仕事のストレスは多いですが、人間関係はよい職場に恵まれたため、働き続けることができています。ただ生きている以上ストレスは多いので、いまだに精神科に受診し薬を飲みながら働いています。

中学校の頃からの鬱なので寛解には時間がかかるかもしれません。まだまだ、鬱に戻りそうな時もありますが生きづらさをなくしていきたいと思います。