印刷会社の営業として激務を続け、家族に勧められて心療内科を受診し、うつ病と診断された方の体験談です。
休職後も罪悪感や自己嫌悪が強く、周囲の気遣いさえ責められているように感じてしまった当時の心境が語られています。
体験談の要点
- 体験談の主体:印刷会社の営業8年目でうつ病と診断された方
- きっかけ:激務が続き、肉体的にも精神的にも限界を迎えた
- 受診:家族に勧められて心療内科を受診し、うつ病と診断された
- 経過:半年間休職し、そのまま退職した
- 休職中の苦しさ:仕事を丸投げした罪悪感や、世の中すべてから責められている感覚があった
- 本人の実感:気遣いの言葉や通知音も、責められているように感じてつらかった
激務が続き、心療内科でうつ病と診断された
印刷会社の営業8年目の時に激務が続いて、肉体的にも精神的にも限界を迎えてしまい、家族に勧められた心療内科でうつ病と診断されました。
そのことを会社に伝えると、すぐに休職の手続きを取ってもらい、結果的にそれから半年間休職して、そのまま退職しました。
心療内科を受診して抗うつ薬を服用したのと、元の激務の会社に戻らない決心をしたことでストレスから解放され寛解したのですが、休職をし始めた当初は自分に対する罪悪感がとても強く苦しみました。
休職中も、仕事への罪悪感が消えなかった
自分がうつ病とわかってからの周囲の人は親切で、厳しかった会社の人も気を使ってくれたのですが、それでも自分が世の中全てから責められているような気分になってしまっていました。
まず会社の他の人に仕事を丸投げして休職してしまったという罪悪感で、一日でも早くうつ病を治して会社に復帰しないと、いまこの瞬間も会社の人に迷惑をかけ続けていると感じてしまいました。
会社の人はなるべく私に連絡を取らないように気配りしてくれたのですが、それでも仕事上どうしても私に確認することがあると、申し訳なさそうに電話がかかってきます。
そして「休んでるところ悪いね。」「連絡してごめんね。気にせずゆっくり休んでね。」と言ってくれるのですが、それがうつ病で自己嫌悪になっている自分には、「いつまでも休んでいい気なもんだな。」「こっちが苦労してる間にもどうせ寝てたんだろ。」と責められているように聞こえてしまうのです。
通知音や気遣いの言葉も、責められているように感じた
そのため、休み始めた当初は不眠でやっと寝付いて朝辛いのに、会社の始業時刻に起床して、終業時間まではいつ連絡が来てもいいように無理をして日中も待機していました。
待機している間中、自分のせいで会社の人が迷惑している、社会に対して申し訳ない、家族も自分の存在を恥じているに違いないと考えて、ずっと苦しんでいました。
携帯の通知が来るたびに会社からじゃないかとビクッとして、ひと時も気が休まりませんでした。
家族から「せっかく休んでるんだから好きなことすれば。」と言われるのですが、気晴らしに音楽を聞いたり、テレビを見たりすることすら辛い状態でした。
例えば、元気な音楽を聴けば「この人たちはこんなに明るいのに自分なんか…」となるし、悲しい音楽でも「この人は悲しみを芸術に昇華してるのに自分ときたら…」と自己嫌悪に陥ります。
テレビで活躍している人を見れば、自分と比較して辛くなってしまいます。
周囲の人から「元気そうだね。」と言われれば、「元気になったんだから早く復帰しろ。サボるな。」と言われているような気分になりました。
闘病初期はうつ病による認知の歪みで、自分が世の中全てから責められているような気分になってしまったのが辛かったです。
まとめ
この体験談では、休職そのものよりも、休職中に続いた罪悪感や自己嫌悪のつらさが強く語られています。
周囲は気遣ってくれていても、本人にはその言葉が責められているように聞こえ、通知音にも強く反応してしまう状態でした。
休むことに罪悪感があると、療養中も心が休まらないことがあります。仕事の連絡や復職時期については、主治医や職場と相談しながら、本人が休める環境を整えていくことが大切だと感じます。
※このページは個人の体験談を紹介するものであり、特定の薬の効果や安全性を保証するものではありません。薬の使用、増量、減量、中止については、必ず医師や薬剤師に相談してください。つらさが強いときや今すぐ誰かに話したいときは、相談先をまとめたページも参考にしてください。
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