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うつ病の体験談【コールセンターでのパワハラ】

私は今年34歳になる女性です。一昨年うつ病と診断されて、今現在は少しずつ改善はしているのですが、まだ服薬を続けながらお仕事をしています。今回は私がどのような性格で、どういった経緯で症状が出るようになったのかをお話したいと思います。

当時コールセンターがメインの事務員として勤務しており、結婚はしていましたが、子供はおらず共働きの生活をしておりました。私自身が真面目な性格で前職で仲良くなった部下が、私の退職を知り「自分の働いている会社で働いてみない?」と誘ってくれたのです。

その部下はプライベートでも親しくしており、私より10歳以上年上ですがお互い信頼のできる関係だった為、勤務地まで距離があったのですが面接を受ける事にしました。

その後、無事に採用がきまり、今まで未経験な仕事であり、毎日の業務を必死にこなしながら帰宅後は家事に勤しむという日々でした。

その会社に入ってから約1年半で私の元部下は功績を評価され短期間で部長にまで昇給しました。私も友人として心から祝福していたのですが、これが不幸の始まりだったのです。

新しく部長になった彼女は社内改革をしたいと張り切っており、信頼のおける私を右腕にしたい、課長まで昇ってきてほしいと真剣に相談してきました。出世願望の強い私はこの提案を断るわけもなく、快諾しました。

コールセンターに入ってくる新人は部長が研修を行い、私が細かい部分をきっちり教えていくというスタンスが基本で新人教育をしておりました。

コールセンター未経験者の新人にはかなり難しい部分が多く、新人がミスをする度に私が呼び出され全社員に聞こえるくらいの声の大きさで部長から叱責される日々が続きました。

新人は自分自身のミスだと私をかばおうとしたら、さらに私が怒られてしまい、これ以上迷惑はかけられないと実力のある新人が何人も辞めていきました。

それを見かねて、私は部長に「あれではパワハラだ、改善しないといけない」と伝えました。しかし、翌日からさらにパワハラはひどくなり人格否定のような事も平気で言われるようになったのです。

帰宅してから主人に相談しようにも「晩ご飯まだなの?食べたら寝るから」とまともに話しも聞いてもらえない日々が続いたのです。

ある日出社しようと自宅を出たら今まで経験したことのない目眩に襲われました。立っていられないくらいあたりがグラグラ回っていたので、通院したところ鬱診断をされました。
絶望する気持ちとどこかで自覚していたのかやっぱりな…という気持ちでした。

ただ日々の辛さをやっと病院の先生が分かってくれた優しい言葉をかけてくださり初対面の先生の前で大泣きしたのを覚えています。「鬱は心の風邪ですよ。頑張りすぎたからしっかり休んで元気になりましょうね」と言われ自分は休んでいいんだと心が軽くなったのです。

今回は鬱になってしまった経緯をお話させていただきました。もっとたくさんお話したいのですが、今回はここまでにさせていただきます。ありがとうございます。