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うつ病の体験談【初めてわかったこと】

以前は、仕事をしていても何もわからなくなり、さらには感情までなくなっていました。そこからは何もない世界にいるような感じでした。またいつかあの世界に入ったら出られなくなりそうという不安、さらには今後もし同じような状況になったらどうしようという不安が常について回っています。

仕事をするにしても昔以上に私自身がその言葉を聞くだけで嫌であると感じる言葉のリストを作成し、その言葉に類似した求人は少しでも似ているなと思ったり、求人を見ただけで納得できない求人がある場合は他の条件が良くてもエントリーはしないという基準を設けながら仕事探しをしています。


また、生活面においても、もしかしたらこういう行動をしたら危ないのではないかと思われるような行動はしないようにしています(例えば、コンサートに出かけるなどの行動になります)。そのような生活をしながら生きていく毎日です。

経験者ではない人からは、「そのように決めていくと生きていけないのではないか」や「甘えている」などと思われがちではあると思います。しかし、そのようにしていくことで過去の同じ展開を繰り返し続けていく可能性は少しでも低くなるのです。

鬱の流れにも「〇〇期」と呼ばれる段階が4つほどあります。その時々によって、自分の症状が変わるので生活の仕方を変えていったりしていくことが闘病中の生活をしていくことにおいてとても大切なことであると考えています。実際に、生活の仕方を変えることで今まで自分では気づかなかった才能を発見することができたりというポジティブ面での可能性を見出すことができます。

そのように体調の管理を行なって、どんなに時間がかかったとしても行うのは、将来的にいい意味で自分に返ってくるからです。「他の人を気にせず自分らしく」を再構築し直していくことがどの段階でも必要です。そこから新しくキャリアチェンジをしていくことにもつながるのではないかと考えています。

うつ病患者の中には自分自身を完全に無くしてしまった方々が多いはずではないかと思われますので生活の仕方を変えることをすすめます。

まずは人の目を気にすることなく生活していくことが何よりも重要です。実は、自分自身の体調をよくするだけではなく、周りの人、大きくいうと社会全体をよくしていくことにつながっているものではないかと考えています。治りやすい病気であると言われていますが、治るまでの苦労は計り知れないものだと思いながらいる今日の頃です。