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うつ病の体験談【自分自身を肯定できることの大切さ】

私がうつ病になったのは中学1年生のころです。いじめが原因でした。同級生に無視されたり悪口を言われ次第に学校に行けなくなりました。

不登校になった私を心配した両親が病院に連れていき、うつ病とわかりました。

中学生時代は引きこもりで、精神科へ通院していましたが毎日死ぬことばかり考えていました。昼夜逆転の日々。家族が寝静まった家で一人起きていて、自殺についての本を熟読したり、リストカットをして気を紛らわしていました。

その後、夜間高校に進学するも2か月で退学。人間関係が原因でした。また心配した両親が別の夜間高校に入学させてくれました。その学校で悪い子たちと仲良くなった私は、次第に家に帰らなくなりました。

自分より随分年上の男性をナンパしてごはんを食べさせてもらったりして遊んでいました。

うつ病により自己肯定力が弱い私は、自分自身のことを大事にすることができなかったのです。薬を大量に飲むODを繰り返して救急車で運ばれたこともあります。とにかく自分が嫌いで嫌いで仕方ありませんでした。

そのまま20歳を過ぎ、大人になった私は相変わらず自分自身が嫌いで、なんで産まれてきたのだろうといつも思っていました。そんな毎日は、まるで出口のないトンネルに落とされたようでとても苦しかったです。

そんな時、インターネットで知り合った男性とチャットで話していると、とても元気になった私がいました。彼とチャットで話すたびに元気になるのです。その人とはその後付き合うことになり、今の夫になりました。

うつ病は心の病で人との接触を避けがちですが、無理をせず少しずつでもいいので人との関わりを持つことが快方へ繋がるのではないかと思います。自分自身を肯定してくれる人に出会うことで私は変わることができ、薬の量も減っていきました。

現在は30代2児の母ですが、未だに心療内科に通院しています。日々へこむことはあっても毎日子供たちの明るいお母さんでいられていると思います。

私は、今自分自身のことを割と好きでいれています。大好きか?と聞かれるとそうではありませんが。太っているし、姿勢も悪い、貧乏、すぐへこむ、日々うまくいかないことも多いです。でも自分自身が好きで、肯定してあげようと思っています。

中学生の頃の自分に会えたら、言ってあげたいことがあります。「そのままで大丈夫だよ」