高校1年生の秋にうつ病とパニック障害を発症し、家庭環境や学校でのいじめの中を通院しながら過ごした3年間の体験談です。
深刻な危機を経験した時期を経て、いったん通院が終わったのち、結婚・妊娠をきっかけに再発した経緯まで、本人の言葉でつづられています。
体験談の要点
- 体験談の主体:高校1年生のときにうつ病・パニック障害を発症した筆者
- 発症のきっかけ:父親によるDV、学校でのいじめ、家庭内の混乱
- 通院の経緯:自分のバイト代で隠れて通院、1年半後に発覚、3年間通院を継続
- つらかった時期:処方薬に関わる危険な行動で救急搬送された時期があったと語られている
- その後:社会人1年目に通院終了 → 結婚・妊娠をきっかけにうつ病が再発 → 産後うつも経験
高校1年生の秋、最初の症状
私がうつ病になったのは高校1年生の秋でした。初めは動悸、息切れ、過呼吸でした。「深刻な病気なのか?」と思い、母親に相談しました。
母親は医療従事者だったため、早急に循環器内科に私を連れていき、心電図の検査をしました。しかしどこにも異常は見当たりませんでした。
私はこの頃、学校でいじめに遭い、家庭もめちゃくちゃでした。DVの父親とは本来半年間の接見禁止が児相から出されていましたが、母が何を思ったか家に連れ戻し、一緒に暮らし始めたところでした。
とにかく日常のストレスは多く、父やクラスメイトの一部から相変わらず殴られ蹴られ暴言を吐かれ、他クラスの人達からも無視され続ける日々でした。
そんな毎日を送っていたことから自ずと「これは身体的な病気ではなく、精神的なものなのか?」と思うようになりました。当時交際していた彼に相談したところ、一緒に心療内科に行こうということになりました。
隠れながら続けた通院の3年間
しかし、高校生の身分で心療内科に通うお金もなく、まずは正直に母に相談しました。当然のことながら理解を得られず、少ないバイト代と祖母からもらったお小遣いで通院してみました。そのとき、パニック障害とうつ病を発症していたことが分かりました。
親に隠れてコソコソと通院するようになり1年半が経ちました。相変わらず彼に連れ添ってもらっていましたが、何かの拍子に通院していることが母にバレてしまいました。かなり怒られたことは言うまでもありませんでした。
後の話ですが、母は自分の子供がうつ病になるわけない!と思っていたようです。私的にはあれだけのことがあって(特に父のことですが)うつ病になるわけがないと思っていた母が未だに怖いですが、そんな母にもバレたことで、堂々と通院するようになりました。
相変わらず病院代は出してもらえなかったので、自分の少ないバイト代を工面し通院をしていました。それから1年ほど経ち、進学前に母は一年かけてやっと病気について理解を示してくれました。
家族に内緒でコソコソと通院する日々や、通院がバレてからも嫌味を言われながら通院した3年間はとても苦痛でした。当時交際していた彼に付き添ってもらっていたおかげで死ぬようなことにはなりませんでしたが、それでも何度もODをして、救急車に搬送されました。
その度に母は「ほら見ろ、精神科なんか行くから頭おかしくなるんや」などと罵られることもあり、余計に苦しくODを繰り返す日々でした。何度も胃洗浄させられ、苦しくても死ぬためにひたすらODを繰り返していたように思います。それから結局父と母が離婚し、私は地方都市に進学したため、しばらくは紹介された病院に転院という形で通院していました。
通院の終わりと、その後の再発
3年間ほど通院していく中で、やがて完治が見込まれると主治医に告げられました。「やっと終わった…」と思いました。
ODを繰り返していた過去が原因だったのか、「薬がないと…」と異常な不安に襲われることはありましたが、徐々に薬の量も減らすことに成功し、社会人一年目で通院が終わりました。仕事も問題なくこなして、特につらいこともありませんでした。
しかし結婚し、妊娠したことでうつ病が再発しました。なかなか夫の理解が得られず、罵られたことが原因でした。
また、産後うつも発症しました。現在2人の子供を育児していますが、2人ともの産後に産後うつを発症しました。今はUターンで地元に戻ってきたため、時間が出来たら通院したいと考えていますが、子供たちが待機児童のためなかなか病院に行けないでいます。ただこの4月から子供たちも保育園が始まるので通院を考えています。
まとめ
高校生のころ、家庭でも学校でもつらい状況が重なる中で発症し、自分のバイト代で通院を続けてきた経緯が語られています。
処方薬に関わる危険な行動に至った時期のことも率直に記されています。当時の苦しさの深さが伝わる一方、同伴してくれた存在がいたことが、その時期を生き延びることにつながったと語られています。
「完治が見込まれる」と告げられた後に再発した経緯は、うつ病が人によって長期にわたることを示すひとつの経験として読んでいただければと思います。
※このページは個人の体験談を紹介するものであり、特定の薬の効果や安全性を保証するものではありません。薬の使用、増量、減量、中止については、自己判断で行わず必ず医師や薬剤師に相談してください。本文中の「完治が見込まれる」という表現は当時の主治医の言葉として語られたものであり、その後再発していることからも、回復の経過は人によって大きく異なります。本文には処方薬の過量服用(OD)・自殺念慮・家庭内暴力についての記述がありますが、これはこの方が当時経験したことを率直に語ったものです。処方薬を自己判断で大量に服用することは大変危険です。つらさや死への考えが浮かんでいる場合、または暴力・虐待に関して相談したい場合は、ひとりで抱え込まず医療機関や相談窓口に相談してください。今すぐ身の危険がある場合は、相談窓口の返答を待たず119番・110番などの緊急連絡先をご利用ください。相談先についてはこちらのページをご参照ください。
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※Awarefyは医療機関による診断・治療の代わりではありません。通院中の方は治療を中断せず、必要に応じて主治医へ相談してください。
