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うつ病の体験談【鬱で家族が崩壊】

デイサービスで介護の仕事をしているものです。

いきなりですがあなたは結婚して家庭をもっていますか?私は結婚して14年、子供も中学生になります。

僕がうつかな?って思ったときは30代のころでした。

とにかく眠れない日々が続いていました。朝おきても疲れがとれない日がつづき、職場でも集中力がとぎれ細かいミスも多くなりました。

注意散漫になり一番起きてはいけない介護事故まで起こすことになりました。

さらには、利用者に笑顔をみせないといけないのに笑えない、会話がうまくできない、言葉がでてこないなど、脳が機能しない状態が続いていました。

でも今日は体調もいいし体も脳の回転も速く仕事も順調!っていう日もありました。

しかし、そんな日が2〜3日続いたあとは急にわけのわからない不安に襲われるときもありました。

仕事をしていても次に何をしていいかわからない、理解ができないなど自分がどんな状態か把握できないこともありました。

この頃から妻や子供との会話をすることが億劫になり、しまいには誰とも会話したくないと思うようになりました。

出てくる言葉は職場の愚痴や自分はダメな人間だなどばかりで、自己嫌悪に陥っていました。

電話がかかってきてもとることができなくなったり、休日も外にでなくなったり、一日布団の中で過ごす日々が続いていました。

たまに会話することがあれば口からでることはマイナスなことばかり。

僕の場合はストレスで過食となりご飯も一日5食ぐらい食べ体重も増加していっていました。

生活は乱れ、夕食も一人で食べる生活が続き家庭も険悪なムードでした。

妻もパートをしていたので、帰ってきてもぼくの顔をみてはため息ばかりついていました。

「なんとかこの状況から抜け出さないと」とは思っていましたが、日に日に状態は悪化し夫婦喧嘩も増え、しまいには離婚届けもつきだされたこともありました。

さすがに離婚届は僕も言葉を無くしてしまい、辛くて泣きだしてしまいました。
こんな辛くなるまで家族を追い込んでいたのかと。

このままでは本当に家族が崩壊してしまうと思い心療内科を受診することにしました。

初回は相談員さんが2時間ぐらい現状の聞き取りをしてくれて先生に報告し、それから先生の診察をうける流れでした。

先生からこの症状は波に例えられると教えられ、その波を穏やかにする薬をだしていきますと言われました。

先生の説明はとにかくわかりやすくて安心して始めることができました。

そのときに眠剤も処方して貰った為ぐっすり眠ることもでき、徐々に生活のリズムが整いました。

気分もおちつき家族とも少しずつですが会話もできるようになってきました。

今回の経験からお伝えできるのは
・眠れない日が続いている
・イライラして仕事でもミスがある
・口数が減った
・言葉があまりでてこない
・電話をかける、でたくない
そんな症状がでたら「うつ」と疑ってもいいでしょう。

それは気合でどうにか治るものではありません。かならず専門の医者に相談することが解決への近道だと僕は思います。

家庭がある人はとくに注意して頂きたいです。自分も大変だけれど、相手もストレスがかかっています。

僕はそれで大事な家族を失うところでした。もしこの記事をよんであてはまるのであればまず行動しましょう。

長期通院が必要なら金銭もかかります。

しかしそんなひとのために、自立支援をうければ受診料も免除になるのでそのことも一緒に相談してはいかがでしょうか?

あなたがあなたらしく生活できるよう心より応援しております。