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うつ病の体験談【うつ病から躁鬱病との戦い】

私がうつ病と診断されてから半年経ちます。

大学を卒業してから13年間働いた職場を退職してから、半年経ったということにもなります。

うつ病と診断を受けたのは昨年11月上旬のことです。

退職後、早々に心療内科を受診しました。心も体も自分の意識も限界でした。

うつ病は自分で気づくことはできないとよく耳にしますが、「自分が壊れてきている、おかしい」という自分自身の異変に気づくことはできます。

私の場合は、仕事に加え二人の子の育児・家事に追われ疲れ果てたという、人様からみたら短絡的な理由での発症だったと思います。

でも、辛かった・苦しかった・疲れ果てたということに尽きます。

うつ病と診断されてからの数ヶ月は自己嫌悪の日々でした。

「他の人にはできていること、自分だってやってきたことができなくなった、何で?自分は駄目な人間だから?」と自問自答の日々が続きました。

一日のリズムを主婦業に費やすことが難しい、勤めていた頃とのギャップにモチベーションが維持できないのです。

極端な言い方をすると、処方された安定剤なしには日常生活もままならなかったということです。

薬のおかげで、食事の準備・掃除・洗濯・子どもの送迎や学校と保育園の準備や確認など家のことを何とかこなすことが精一杯でした。

そんな自分が情けなく感じる毎日でした。

自分を過信して、自称ではあってもバリバリ働いていた過去の自分が頭からも心からも離れてくれないものです。

それが、いちばん辛くて苦しいのです。

心療内科への通院治療から半年が経ちます。

一ヶ月ほど前からは徐々に気持ちが上向きな日や時間もでてきました。

自分では少しずつ回復しているのだなという感覚がありました。

気分が上向きな日は外に出て庭の手入れをしたり、子どもと公園に行くなどできることが増えるのです。

かと思えば、次の日はどっと疲れて薬の量が増えてしまいます。

たいしたことをしたわけではないのに、少しだけいつもと違うことをしただけですぐに倦怠感に襲われ、気持ちの面ではそれに伴う嫌悪感が襲ってきます。

これが今のわたしの症状です。

通院先の先生に直近の症状を伝えると、「双極性障害躁鬱病)の症状が出てきましたね」と言われました。

自分の病気と向き合うという意味では悪いことではないそうです。

活動的な躁状態と気分が落ち込む鬱状態を繰り返す日々がこれからしばらくは続きそうです。

自分のプライドと戦い続けることは自分自身にとってはかなりのハードルだと思う気持ちに変わりはありません。

ただ、自分のことを素直に受け入れることができるようになったとようやく実感することができるようになりました。

葛藤しながら自分の心と向き合い自分の強さや弱さを受け入れることができた今、少し心が軽くなりました。