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うつ病の体験談【すべてがいっぱいいっぱい】

うつ病を発症したのは2年前のことです。

当時私は仕事とプライベートのどちらもうまくいっておらず、安らげる場所はほとんどありませんでした。

仕事では、私はリラクゼーションサロンでセラピストとして、お客様へのもみほぐしや足ツボの施術などを行なっていました。

そこではアルバイトとして、週6日8~10時間労働をしていました。本来の仕事内容自体は楽しく自分に合っていたため、辛いと感じたことはありませんでした。

しかし、アルバイトで雇っているにもかかわらず、お店を一人で任されたり、本来店長が作成する会議資料を作らされたりして、それが当たり前になっていました。

施術以外の業務でも、掃除や片付けなどはもちろんやりますが、新人指導などもさせられて、アルバイトのお給料でこんなに働かされるのかと思うくらいに、仕事量が多かったです。

プライベートでは、彼氏がいい加減すぎて、気持ちが落ち着きませんでした。彼は年齢や家族構成などを偽っていて、その件で私の実家に謝罪に来るということがありました。

私も両親も彼に合わせて都合をつけたのに、その約束を3回も簡単にキャンセルしたのです。私と2人の約束なら私が許せば済む話ですが、両親も関わるとそうはいきません。

このように仕事やプライベートでストレスがかかり、この1年くらいは何も考えたくないと思うようになりました。

そこから、頭や目の回りがフワフワした感じになって頭が働かなくなったり、就業前には一人で泣き出すこともありました。更に背中に痛みを感じたり、手足がだるくなったりして気力もなくなっていきました。

そしてとうとう仕事に支障が出てしまいました。お客様からクレームが出てしまったのです。

その時私は一人でお店をまわしていました。そのお店では、もともと目一杯に予約を詰めるので、多少お客様の施術時間が短くなってしまうことがあります。

頭が回っていない私は、途中で電話に出たりほかのお客様の対応をしていたりで、あまり時間を見ておらず、そのお客様がおっしゃるには本来の施術より10分ほど短縮されてしまっていた、と。

事実がどうであれ、お客様がそう感じてしまったのは私の責任であるため、丁重に謝罪して割引させていただきました。

それを後で責任者へ報告すると、そのお客様をクレーマー扱いするような口ぶりで、お店の大事なことなのにそんな風に考えるのかと、そこでも気持ちが落ちてしまいました。

その後入れ替わりのスタッフには、目が真っ青だからもう帰った方がいい、休んだ方がいい、と言われるほどでした。

そして翌日たまたま休日だったため、心療内科へ行ったところうつ病と診断されました。 それを受けても就業先の対応は変わらず、彼氏にも伝えましたが、原因が自分にもあるとは思いもしないようでした。

結局、仕事をやめ、彼氏との関係も解消し、心療内科で治療して1年ほどで回復してきました。

うつ病になる原因は、過度なストレスが大きいと実感しました。
今は自分のペースで楽しく仕事をし、新しく交際中の人は安らぎを与えてくれるので、ほとんどストレスがない状態です。