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うつ病の体験談【うつ病と想像力について】

高校時代のいじめや性的暴力、その後の交際相手からのデートDVなどをきっかけに、人生で二度うつ病を経験した方の体験談です。

体験談の要点

  • 体験談の主体:現在23歳で、二度うつ病を発症した方
  • 一度目のきっかけ:高校生の頃のいじめと性的暴力
  • 当時の状態:起き上がれない、部屋から出られない、食欲不振、不眠、趣味への興味低下
  • 受診の壁:母が精神疾患を受け入れられず、通院が続かなかった
  • 二度目のきっかけ:交際相手からのデートDVと望まない堕胎
  • 現在:一人暮らしをしながら心療内科へ通院し、生活をより良くする工夫をしている

高校生の頃に起きたこと

わたしは現在23歳です。うつ病は人生で二度発病しています。

初めは高校生の頃です。いじめと性的暴力にあい不登校になり、結果的にうつ病を発症しました。

長女であるためか「わたしがしっかりしなくては」という思いが強く、家族には心配をかけたくありませんでした。それゆえ、いじめにあっている期間も家では明るく振る舞っていました。

しかし、限界がきた途端にベッドから突然起き上がれなくなり、部屋からも出られなくなりました。

いじめの気配など家族は微塵も感じていなかったため、突然ふさぎこんだわたしに驚いていました。部屋から出てくるよう、何があったか話すよう、怒りと困惑の声で泣きながら説得をしてきました。

数日が経ち、部屋を出られた頃には、食欲不振で体重が激減していました。

夜は眠れず、苦しくなるとわかりつつもSNSに時間を溶かしました。家族が仕事へ行き、家で1人になる頃、部屋から出てきて居間のソファーで昼から夕方まで寝続けました。

バスケや読書、楽器を弾くことなど、あらゆる趣味に興味を持てなくなりました。しかし、無気力であっても頭の中は活発で、考えていることといえば自尊心が低下するようなことばかりでした。

受診したくても通院が続かなかった

初めて体感するタイプの体調の悪さと、その原因と言えるような出来事もあったことから、うつ病を疑いました。

母に精神科へ行きたいと相談したところ「あなたは精神病なんかじゃないわ。大丈夫よ。絶対に違う。」の一点張りで、娘が精神疾患を患っているということを受け入れられないようでした。

当時私は未成年であるため、病院へ行くと保険証の使用通知が実家へ届き、保険証は母が管理をしていたため、このような諸条件により通院はできませんでした。ですが、泣きながら病院へ連れていってくれと懇願するわたしに、一度だけ病院へ連れて行ってくれました。

そこでうつ病と診断されました。しかし、母がそのような思考のため、病院はそれきりになりました。ろくな処置もなされないまま時が過ぎ、自力でうつ病を克服するのに結局7年あまりを要してしまいました。

二度目のうつ病と現在の通院

一度はうつ病を克服し元気に過ごしていたのですが、現在はまたうつ病になってしまいました。当時お付き合いをしていた相手から、約1年間に及ぶデートDVと、望まない堕胎(人工妊娠中絶)をさせられたことが原因です。

うつ病も二度目になると慣れたもので、今まで培った経験があります。

病気や自分(体調や機嫌)との付き合い方、対処法を駆使し、生活をより良くする工夫をしています。とは言っても、私は専門知識のない素人ですので、成人し一人暮らしをしている今は、しっかりと心療内科へ通院しています。

六本木にある病院は先生の腕が非常に良く、また看護師さんも院内の環境も良いため、現在は急速に病状が回復しています。

うつ病になり、様々な差別的発言や拒絶の態度を受けてきました。母が私の罹患を受け入れられないこともそのひとつです。それは彼らにとって対岸の火事なのだと思います。つまり、具体的な苦しみが想像できないんだと思います。

しかし、うつ病は特殊な状態ではありません。今回偶然わたしが罹患しただけであって、うつ病は誰でもなる可能性があります。

何事も他人事と思わず、想像力で当事者性を獲得して行きたいものです。

まとめ

暴力や望まない経験のあとに、家族へ相談しても理解されない状況が重なると、受診や回復の機会が遠のいてしまうことがあります。つらさが強いときは、身近な人だけで抱え込まず、医療機関や相談窓口につながることが大切です。今すぐ誰かに話したいときは、相談先をまとめたページも参考にしてください。

※このページは個人の体験談を紹介するものであり、特定の薬の効果や安全性を保証するものではありません。薬の使用、増量、減量、中止については、必ず医師や薬剤師に相談してください。つらさが強いときや今すぐ誰かに話したいときは、相談先をまとめたページも参考にしてください。

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※Awarefyは医療機関による診断・治療の代わりではありません。通院中の方は治療を中断せず、必要に応じて主治医へ相談してください。