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うつ病の体験談【うつ病の怖さ】

私はもともと運動をしていて、体を動かすことが好きだったので休みの日はほとんど外で遊んでいました。

社会人になって会社での人間関係がうまくいかずストレスを抱えていましたが、普段はただ疲れているのだろう、と思っていました。

自分の仕事ができていなくて残業をしてしまったり、上司へうまく気を遣えているのか、あの時どうすればよかったか、などいろいろ考えていました。

ほかの人に相談するタイプでもなくて自分のことは自分でやる、たいしたことはないと思っていましたが溜まりに溜まっていたのでしょう。いつも通り出社したら突然自分の体が自分ではないような感覚になったのです。生きている心地がしないといった感じです。

それが一か月ほど続きましたが特に病院も行かず仕事をしていました。一度、両親にも相談はしましたがあまり伝わっておらず、まあ疲れているのだろう、少し休んだら治るだろうとしか思っていませんでした。

それが始まりでした。それから一時その症状は治らず、思い切って病院にいくことにしました。頭に異常があるのだろうと思って病院にいっても特に問題はありませんでした。

いくつかの病院を転々としましたが原因がわからず言われたのが心療内科に行ってみてくださいでした。

自分が精神を病むはずがないと思い、正直腹が立ちました。その後も普通に会社に行きましたがもちろん症状は治るはずもなく、だんだん気持ち悪くなっていました。

生きている心地がしない、誰かが私の中に入って勝手に誘導しているというような気がして恐怖でした。そしてある日の朝、突然会社で起こっているような症状でまったく体が動かなくなりました。

自分はもしかしたら死んでいるのかもしれない、と思い、その恐怖が過呼吸として出現してきました。家を出た瞬間にもう自分が自分じゃない、私の体を返してと思うばかりでした。

それから毎日ひきこもるようになり会社にも行けず結局退職しました。

毎日、会社のことを思い出して私が悪かったんだ、なにも仕事ができなくて何も役に立たなくて邪魔ばかりして死にたいと思っていました。

その当時付き合っていた彼がさすがにやばいと病院に連れて行ってくれました。診断結果はストレスからのうつ病。最近まであんなに元気だったのに一気にうつ病になってしまいました。

それから薬を飲みながらおうちでゆっくり過ごしてだんだんよくなってきました。たまに思い出してうつ病になりかけますがその時はゆっくり休むようにしてなんとか頑張って生きています。