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うつ病の体験談【思春期ならではなの、うつ病になる原因と気の持ちよう】

実際にうつ病を体験された方の体験談を載せています。

一番最初にうつ病を発症したのは、高校一年の秋頃。罹ってしまった原因は、人間関係と自分の居場所がなかったことです。元々行きたかった高校がなかっただけではなく、学校そのものの雰囲気に馴染めなかったのか、同級生の輪にも入れなく、学校内では一人で過ごすことが多くなりました。


それでも中学時代の友達に会えば、懐かしさもあり長話をしたり、遊ぶこともありました。しかし別の高校に行っていたし、新しい生活にも染まってきたので、秋頃には会う回数も減ってきました。外では自分の居場所がないなら、家の中ではあるのではと思ってしまいます。

家では専業主婦の母親がいて、学校から帰宅する私を待っていることもあります。ただ当時の母親はちょうど更年期障害が始まり、私に対する発言がキツかったです。あまりにも言葉がキツイと父が止めることもありますが、当時の父は長期出張していたこともあり、家の状況を把握していなかったです。

新しい生活に馴染めない私にとっては、自宅に帰って心身休みたいこともあります。休みたくても母からの発言によって、心が傷つくことが多々あったので、家の中に居ても心身ともに張り詰めていました。この様に、外でも家の中でも自分の居場所がないと、人によっては家出をするなど行動を起こすこともあります。ただ私にはそこまでの行動力がなく、学校と自宅への往復だけで過ごしていたことから、いつの間にか笑わなくなってしまいました。

楽しくない日々が多くなりますと、何をするにも流れ作業の様に動きます。TVを見ても面白くなく、食事も美味しくなく、今まで読んで面白いと思っていた本まで、何も感じなくなりました。そして泣きたくないのに、涙だけは出てしまいます。

今だったら、この様な感情にまで達すると、病院かカウンセリングに通えばと思いつき、行動に移します。だが、病院に行くには母親の許可がないと、保険証を持ち出すことができないです。母親に相談してもお前が病気になっているようには見えないとか、弱い人間めと批判的なことを言われます。そこまで弱い子供に育てた覚えはないと、話を終わらせることもありました。

病院に行けなく居場所のない状況で、うつ病の症状を抑えるしかなかったです。当時は、学校でも家でも一人だなと感じることが多々あり、寂しいなと思うことが多かったです。大人になった今なら、一人になってもそこまで悲観的に感じることがないです。しかし年齢的にも若く、中学生の時は友達と呼べる人が多かったので、より寂しいと思ってしまいました。

秋ぐらいからうつ病の症状が出てきて、次第に外出するのも嫌になってきた時に、頭に中にある言葉が入ってきました。一人でも良いんじゃないかな、そう思った時に、ふと心が軽くなってきました。一人で居ることに馴染んでいなかったから、逆に寂しいと感じすぎたのだと思いました。一人で居ることに馴染んでしまいますと、うつ病の症状が徐々に収まってきました。