実際にうつ病を体験された方の体験談を載せています。
うつというのは、誰でもそのきっかけがあると思っています。この人は大丈夫で絶対なることはないと思うことはありません。どんなに元気な人でもなってしまうと思っています。そのように思ったのは、なんといっても元気いっぱいの友人がなってしまったからです。その友人がうつになったのは、転勤がきっかけでした。
転勤をしてしばらくは、毎日のようにラインがありました。また時々、とても頑張っている様子で電話で話すことができたのです。そのことから、てっきりそんなに辛いと思っていませんでした。しかし後からその時のことを思うと、やっぱりかなり無理をしてラインをしていたのだと思います。自分の気持ちを高めるために、私に楽しいとラインをしていたのです。
しかしそのことも、限界に達しました。それは、仕事に行くことができなくなったのです。劣等感ばかりを感じるようになり、職場に行くことが怖くなったのです。周りはできる人たちばかりで、足の引っ張り合いとの事でした。そしてある日、涙が止まらなくなったのです。その時には、自分がおかしいと思うことがなかったようですがその様子を見た上司がおかしいことに気づいて、心療内科をすすめてくれたとの事でした。
しばらく休むことが必要となり、休んだのは2年間です。2年間と言うと、長いようですがその人にとってはその期間はとても大切でした。その休む間がなかったら、自殺などを考えてしまうほどひどかったらしいです。一時は入院をするぐらいになっていたようですが、自宅で療養できるぐらいになり良かったと思っています。
今は、まだ仕事をしないでそのまま自宅でゆっくりしています。今まで必死で頑張って、休む事無くいたので神様が休む期間を与えてくれたと思います。その友人は、自分に自信を持つことができないと言っています。そんなことをいう人ではなかったし、自信満々の人だったのです。その自信がないという言葉を聞いて、本当に人は変わるんだと思っています。環境により、どんな心が強い人でも病んでしまうことがあると感じました。そのことから、家族であり職場の人であり、おかしいと思った時には気づいてあげることが最も重要であると改めて思っています。
今後も、しばらく休んで自信を取り戻すことができるまであせることなくじっくり療養してほしいと願っています。うつというのは、再発することも多いです。じっくり焦らず取り組むことがいいと本当に思います。